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ホークス石川、指揮官の指導受け118球「もっとリズム良く投げるように、と」


5日、ソフトバンクの石川柊太が、工藤公康監督が見守る中、ブルペンで118球を投げ込んだ。創価大学の後輩にあたる田中正義がすぐ横でピッチングを始めても、指揮官の視線は石川に集中していた。

■約240球投げこんだ第1クールの手応えは十分「初日に比べればいい感じ」

 5日、ソフトバンクの石川柊太が、工藤公康監督が見守る中、ブルペンで118球を投げ込んだ。創価大学の後輩にあたる田中正義がすぐ横でピッチングを始めても、指揮官の視線は石川に集中していた。

 昨年7月に育成から支配下に上がり、今季は1軍での活躍が期待される石川は、キャンプ第1クールで約240球を投げ込んだ。

「秋からオフにかけて固めてきたフォームを、意識することなく自然にできるように体に染みこませている感じですね。今日は118球投げましたが、球数はそんなに意識していないし、初日に比べればずっといい感じです」

 つきっきりだった工藤監督からは「もっとリズム良く投げるように」とアドバイスされたという。

「もともと力みがちなので、体のバランスで投げられるように。今は細かい部分よりも強い球、まっすぐのキレを意識しろとも言われました」

 創価大学の後輩にあたるルーキー・田中正義が大注目を集めているが「ボクがA組に選ばれたのは、ボクへの期待からじゃなくて(同じA組の)田中がいろいろ聞けるからじゃないかって言われてます(笑)」と石川。そんな自嘲気味の冗談が飛び出すのも、キャンプ第1クールでの手応えを感じているからだろう。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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