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侍ジャパン

大谷が代表辞退へ 先発の代替候補は誰がいる?


 侍ジャパンの小久保裕紀監督は、3月に開催される『第4回ワールドベースボールクラシック』(WBC)の日本代表に選出されていた大谷翔平(日本ハム)の代表を見送ることを明らかにした。

 そこで気になるのは、大谷の代わりに選出される投手だ。キャンプが既に始まっており、選手たちも開幕に向けた準備を進めている。WBCの公式球が、日本の球よりも滑りやすいことを考えると、昨年11月に行われたオランダ、メキシコ代表との強化試合に選出された投手が代替招集の候補になりそうだ。

 強化試合で侍ジャパンに選出されるも、WBCの日本代表に選ばれなかった先発投手をみると、石田健大(DeNA)、野村祐輔(広島)、武田翔太(ソフトバンク)、田口麗斗(巨人)がいる。

【強化試合での投球成績】
武田翔太(ソフトバンク)
1試 0勝0敗 4回 責1 防2.25

野村祐輔(広島)
1試 1勝0敗 4回 責3 防6.75

石田健大(DeNA)
1試 0勝0敗 3回 責4 防12.00

田口麗斗(巨人)
1試 0勝0敗 2回 責4 防18.00

 この4人の中で、投球内容が良かったのは武田だ。11月10日に行われたメキシコ戦に先発し、初回に無死満塁のピンチを招くも、3者連続三振でピンチを脱出。4回に失点したが、2回と3回は三者凡退に抑えるなど、4回を3安打6奪三振1失点に抑えた。

 野村は翌11日のメキシコ戦に先発したが、今季から広島でチームメイトとなるペーニャ、楽天のアマダーなど3本の本塁打を浴び、4回を3失点。降板後には、「特に3本目は2アウトからもったいなかったです」と肩を落とした。

 一方、石田、田口のサウスポーコンビはWBC球に苦戦。石田は11月13日のオランダ戦に先発したが、3回を投げて5安打3四死球4失点。同日の試合に2番手で登板した田口も、8番のスコープに3ランを浴びるなど、2回を投げて4失点という不安定な投球内容だった。

 その他にも、小久保ジャパン常連だった西勇輝(オリックス)、大野雄大(中日)、昨季自身初の規定投球回に到達した菊池雄星(西武)、第2回、第3回大会のWBCに出場した涌井秀章(ロッテ)、昨季最多勝と勝率第1位に輝いた和田毅(ソフトバンク)などがいる。最終メンバーの締切日が2月6日となっているが、小久保監督は大谷に代わる投手に誰を選出するだろうか…。