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プロ野球

ヤクルト山田哲 沙保里さんに学んだ「今季もトリプルスリーを達成したい」

 ヤクルト・山田哲人内野手(26)が10日、愛媛県松山市で自主トレを公開し、2年連続4度目の「トリプルスリー」を誓った。女子レスリングで世界大会16連覇を果たした吉田沙保里さん(36)のように、プレッシャーと闘いながら、目標に掲げる20年の東京五輪出場につなげていく。

フリー打撃で快音を響かせる山田(撮影・坂田 高浩)

 気温5度と冷え込む中、キャッチボールや打撃練習などで汗を流した山田哲の言葉が熱を帯びた。「続けることが大事。今季もトリプルスリーを達成したい。昨季以上の成績を残せるように頑張りたい」。昨季2年ぶり3度目となった快挙を今季も達成し、自身の史上最多記録を更新する考えだ。

 女子レスリング界のレジェンドがこの日、引退会見を行った。16年にベストナインを受賞した際、NPBアワーズでプレゼンターを務めたのが、その吉田さんだった。個人戦206連勝など数々の金字塔を打ち立てた「霊長類最強女子」に自らを重ね、「勝たなきゃいけない重圧に勝っていた。僕も打たないといけない場面で、打つことを期待されている。結果で応えないといけない」と意気込んだ。

 20年の東京五輪まで1年。目標とする夢舞台に出場するためには、吉田さんのように好不調を消さなくてはならない。「僕は17年がダメだった。一流の選手は(波をつくらず)結果を出し続ける。自分もそうなりたい」。15、16年とトリプルスリーを達成しながら3年連続はならなかった。

 年明けの3日には体調を崩して、4日ほど食事も喉を通らず、寝込んだ。「怖いから体重は量っていない」。ややほっそりとした印象だが、「意外と動けた」と出遅れた感はない。

 松山では1週間、汗を流す。「(首位打者など)獲ったことのないタイトルは獲りたいし、何でも一番が良い」。4度目のトリプルスリー、首位打者、東京五輪、リーグ優勝――。全てを手に入れるべく、山田哲が9年目のシーズンへ準備を進めていく。 (黒野 有仁)

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