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2017.02.02 11:15
MLB本塁打王・カーター、日本球界入りの可能性も…一塁が手薄な球団は?
◆ 日本球界入りの可能性も…
昨季ナ・リーグの本塁打王のクリス・カーターが、日本球界入りする可能性があると、1月31日のFOXスポーツ電子版が伝えた。
カーターは、ブルワーズに所属した昨季、41本塁打のアーチを描き自身初となる本塁打王に輝いた。長打力が魅力で、メジャー通算7年間で150本塁打を記録する強打の一塁手だが、昨季リーグワーストの206三振、打率.222と確実性が乏しいのがネックだ。
日本球界行きの可能性があるカーターが守る一塁を不足する球団はどこか…。昨季一塁を不足していた球団は、オフに一塁手を補強するなど、今季に向けた準備を進めた。
そんな中、阪神は一塁が空いている状況といえるだろう。14年に打点王に輝いたことのあるゴメスが退団。当初は右翼手の福留孝介を一塁にコンバート案が浮上したが、福留が外野手としてのプレーを希望したため実現せず。このオフは、キャンベルを獲得したが三塁手を主戦場にする選手と、現時点ではレギュラーと呼べる選手がいない状況だ。
昨季、一塁のチーム最多出場が56試合のモレルだったオリックスも当てはまりそうだ。左翼と一塁をこなすT-岡田がいるが、T-岡田を左翼で起用した場合、一塁が手薄となる。またオリックスはオフに、右翼のレギュラーだった糸井嘉男が阪神へFA移籍。打線の核となる選手が移籍したことを考えると、魅力な存在かもしれない。
日本行きの可能性も浮上したカーターだが、メジャーリーグではレイズが興味を示しているとの報道もある。今季もメジャーでプレーするのか…。それとも、日本でプレーするのか…。今後の動向から目が離せない。
◆ 12球団の一塁手スタメン最多出場選手
【日本ハム】
中田翔(136試合)
昨季成績:141試 率.250 本25 点110
【ソフトバンク】
内川聖一(114試合)
昨季成績:141試 率.304 本18 点106
【ロッテ】
細谷圭(36試合)
昨季成績:116試 率.275 本3 点40
【西武】
メヒア(93試合)
昨季成績:137試 率.252 本35 点103
【楽天】
銀次(115試合)
昨季成績:125試 率.274 本2 点43
【オリックス】
モレル(56試合)
昨季成績:94試 率.244 本8 点38
【広島】
新井貴浩(111試合)
昨季成績:132試 率.300 本19 点101
【巨人】
阿部慎之助(84試合)
昨季成績:91試 率.310 本12 点52
【DeNA】
ロペス(118試合)
昨季成績:123試 率.263 本34 点95
【阪神】
ゴメス(130試合)
昨季成績:139試 率.255 本22 点79
☆退団
【ヤクルト】
畠山和洋(45試合)
昨季成績:45試 率.245 本1 点18
☆オフにグリーンを獲得
【中日】
ビシエド(100試合)
昨季成績:119試 率.274 本22 点68
※()は一塁でのスタメン出場数
※今季成績は一塁でのスタメン成績以外も含む