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ドラ1がドラ1に刺激 ホークス2年目高橋が意地「正義さんに負けたくなかった」


強烈なライバル心が垣間見えた。ソフトバンクの宮崎キャンプ初日。昨季のドラフト1位、高橋純平投手(19)が上々のスタートを切った。今季のドラフト1位の田中正義投手(22)と並んで立ったブルペン。年齢的には3歳上、プロのキャリアでは後輩となるゴールデンルーキーが7割程度で投げる横で、勢いのあるボールを投げ込んだ。

■初日から勢いのあるボール投げ込んだ高橋

 強烈なライバル心が垣間見えた。ソフトバンクの宮崎キャンプ初日。昨季のドラフト1位、高橋純平投手(19)が上々のスタートを切った。今季のドラフト1位の田中正義投手(22)と並んで立ったブルペン。年齢的には3歳上、プロのキャリアでは後輩となるゴールデンルーキーが7割程度で投げる横で、勢いのあるボールを投げ込んだ。

「自主トレでもキャッチャーを座らせて投げることはやっていた。悪い方向にはいっていないので、継続してやっていきたい」

 初日に投げ込んだのは、「たまたま」という背番号と同じ47球。昨季、課題とされた制球が乱れることも少なく、捕手のミットへ次々とボールが収まっていった。

 ルーキーイヤーは、新人合同自主トレ初日に左スネを痛め、いきなりリハビリ組になった。県岐阜商高時代に痛めていた左太もも裏の肉離れも完治しきっていなかったこともあり、春季キャンプもリハビリメニューをこなす日々だった。そんな昨季のキャンプとは一転、順調な滑り出しとなった。

 ブルペン投球終了後には工藤公康監督に呼び止められ、アドバイスを受けた。

■ソフトバンクの未来を背負って立つ2人のドラ1右腕

「全体的に力みすぎた。(監督からは)体に近いところだけを意識して力を入れれば、指先とかは、後からついてくると教わった」

 初日から自ら助言を送ったところに、指揮官の期待も見える。

「そんなに意識はしなかったですよ」。田中とのブルペン競演をこう振り返った高橋だが、その後に行われた12分間走では「正義さんには負けたくなかった」と、田中の2850メートルを上回る2900メートルを走った。

 ソフトバンクの未来を背負って立つドラ1右腕2人。プロとして1年先輩の高橋純平も、負けてはいられない。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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