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プロ野球

藤浪杯創設プラン KK世代の野球教室に心躍らせた少年時代

 阪神・藤浪晋太郎投手(24)は6日、兵庫県小野市で単独の野球教室(小野ボーイズ主催、ゼット社協賛)を開催。3時間にわたって野球少年少女と触れ合い、野球の「楽しさ」を伝えた右腕は、将来的に自身の名前が付いた野球大会「藤浪杯」創設の夢を描いた。

野球教室で打席に入り子供たちとの勝負を楽しむ藤浪(撮影・坂田 高浩)

 「もっと成績を残してからですね。恥ずかしくないぐらい(の成績)になれば。これから成績を残すところからやりたいです」

 プロ入り時から、自身の冠名が付く少年野球大会の開催には興味を持っていた。ただ、最近2年は戦力になれていないだけに、大会名となっても違和感がないほどの数字を積み上げた際に、動き出すつもりでいる。

 根底にあるのは、野球振興への強い思いだ。「どんどん子供が減っていく中で、野球は見るスポーツとしては人気ですけど、やるスポーツとしては落ちてきている」と危機感を抱く。野球人口減少に歯止めをかける一環として、この日は契約するゼット社の協賛も得て、小野市と近郊の10チーム、小学6年生約75人を相手に野球教室を開催。キャッチボール指導、自らノッカーとなっての守備練習、夢の1打席対決などで野球の「楽しさ」を伝え、多くの笑顔を咲かせた。

 自身も小学4年だった04年に京セラドーム大阪で実施された「昭和42年会」の野球教室に参加。現役だった清原和博、桑田真澄(ともに当時は巨人)、佐々木主浩(当時は横浜)ら「KK世代」の面々から指導を受け、甲子園から持ち帰った聖地の土もプレゼントされた。清原も「この中から甲子園に出てプロ野球選手になって、その時に野球教室のことを覚えてたら最高」と呼びかけたという。

 「桑田さんもいましたし皆さんが甲子園から持ち帰った砂をビンに詰めてもらって、すごい嬉しかった」。目を輝かせ、心躍らせた体験を、今度は自らが与えていく番だ。

 「自分が活躍したら、テレビで見てくれているでしょうし、藤浪選手が!と思ってくれる。自分が子供の時、プロ野球選手に指導してもらったりとか、話してもらったりとか、すごい嬉しかった記憶があるので」

 逆襲を期す今季に懸ける思いは強い。マウンドでの躍動が子供たちの心を奮わせると信じている。(遠藤 礼)

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