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根尾昂、藤原恭大が出席し開会式に出席。精鋭小学生たちにエール【12球団ジュニアトーナメント】

 12月27日、札幌ドームで『NPB12球団ジュニアトーナメント supported by 日能研』が開幕。開会式では今年の甲子園で春夏連覇を果たし、2012年のこの大会に出場した大阪桐蔭の根尾昂(中日ドラフト1位)と藤原恭大(千葉ロッテドラフト1位指名)がスペシャルゲストとして出席。各チーム16名の精鋭小学生たちにエールを送り、始球式で投球も披露した。

始球式を務めた藤原と根尾


 中日ジュニアとして出場し最速128キロを計測した根尾は「素晴らしい球場でプレーさせていただき、当時の仲間とも未だに連絡を取っています」と当時を振り返った。試合には勝てなかったため(予選リーグ0勝2敗)「自分より秀でた選手がたくさいる」と感じられたことが大きな収穫だったという。またチーム結成時は初対面同士でぎこちない会話だったが、だんだんとチームとなっていった過程が印象深いという。今大会に出場する選手たちには「この環境に感謝をして、トップレベルの選手たちとプレーできることに喜びを感じ、この経験を生かしていけるようにして欲しいです」とエールを送った。

中日ジュニアの選手と談笑する根尾


 オリックスジュニアとして出場し特設のライトフェンスを越える本塁打を放った藤原は「6年ぶりの札幌ドームだったので懐かしい気持ちでした」と話し、「この大会での自信が今に繋がっています」と振り返った。根尾とともに各チームとの記念撮影に収まった際には多くの選手たちから握手を求められ「自分はまだまだなので向上心を持って取り組み、憧れの存在になりたいです」と抱負を語った。そして、選手たちには「大きな収穫を得て次のステージに繋げて欲しいので、1球1球を大事にして欲しいです」とエールを送った。


オリックスジュニアやロッテジュニアの選手と握手する藤原


 大会は3球団ずつの4グループに分かれて予選リーグ2試合を戦い、各グループの1位が29日に決勝トーナメントで優勝を争う。多くの好選手を輩出してきた大会で、今年もどんな好プレーや熱い戦いが見られるのか楽しみだ。

中日ジュニア・宮本真司郎、阪神ジュニア・西村大和両主将が選手宣誓を務めた


文・写真=高木遊