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2017.01.31 18:00
日韓合わせて16球団が集結…キャンプの聖地になった沖縄
◆ 球春到来!
いよいよ明日、2月1日から春季キャンプがスタートする。“球春到来”……長かったオフももうすぐ終わり。待ちに待った野球の季節が、すぐそこまで近づいてきた。
選手たちも続々とキャンプ地に入ってくる中、ある“事件”が起こった。
30日、那覇空港で航空自衛隊の戦闘機が故障した影響で、滑走路が一時閉鎖となる事態に。これにより阪神の福留孝介が伊丹発~宮崎~福岡と経て沖縄入りするはめになるなど、球界関係者の多くを巻き込む大混乱となった。
今年は離島でキャンプを行うロッテと楽天を含めた7球団が沖縄に拠点を置いており、そこにアメリカでキャンプを行う日本ハムの一軍メンバーが途中から合流。さらに宮崎でキャンプインする広島と巨人も2月下旬から沖縄入りして対外試合を行うことになっており、なんと計9球団が沖縄にやってくる。
それだけではない。加えて今年は韓国からネクセン、LG、KIA、SK、ハンファ、サムスン、ロッテの7チームが沖縄でキャンプを実施。2月13日からはWBCに挑む韓国代表も沖縄で調整を行うというから、沖縄の2~3月はまさに野球一色になるのだ。
◆ 今ではキャンプの聖地に
今でこそ野球で盛り上がっている沖縄という土地であるが、つい近年まではそんなこともなかった。
1970年~80年代初頭頃、沖縄といえば温暖ではあるものの雨が多く、日程の消化に支障をきたすとしてむしろ敬遠されがちな土地であった。
それでも、地元自治体を中心に球場だけでなく雨天時の練習場や、宿泊施設の整備といった手厚いフォローの結果、練習拠点としての魅力アップに成功。今やキャンプ地としてすっかり定着した。
またチームが集まることで、練習試合やオープン戦の相手に困らないというのも新たな魅力になった。
アメリカから戻ってくる日本ハムをはじめ、宮崎から移動してくる広島、巨人のように実戦フェーズの場として沖縄を利用するという手段も今では珍しくない。
沖縄の地から、今季の主役となる男が登場するか…。いよいよ始まる春季キャンプから目が離せない。
◆ 12球団・キャンプ地まとめ
▼ 日本ハム
<一軍>
・2月1日~10日:アリゾナ州ピオリア『パドレス・ピオリアスポーツコンプレックス』
・2月13日~25日:沖縄県名護市『名護市営球場』
<二軍>
・2月1日~24日:沖縄県国頭郡『かいぎんスタジアム国頭』
▼ ソフトバンク
<A・B組共通>
・2月1日~27日:宮崎県宮崎市『宮崎市生目の杜運動公園』
▼ ロッテ
<一軍>
・2月1日~21日:沖縄県石垣市『石垣市中央運動公園』
<二軍>
・2月1日~26日:沖縄県石垣市『石垣市中央運動公園』
▼ 西武
<一軍>
・2月1日~19日:宮崎県日南市『南郷中央公園』
<二軍>
・2月1日~24日:高知県高知市『県立春野総合運動公園』
▼ 楽天
<一軍>
・2月1日~12日:沖縄県久米島町『久米島野球場』
<二軍>
・2月1日~20日:沖縄県久米島町『仲里球場』
▼ オリックス
<一軍・二軍共通>
・2月1日~28日:宮崎県宮崎市『SOKKENスタジアム』
▼ 広島
<一軍>
・2月1日~20日:宮崎県日南市『天福球場』
<二軍>
・2月7日~3月4日:宮崎県日南市『東光寺球場』
▼ 巨人
<一軍>
・2月1日~12日:宮崎県宮崎市『KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎』
・2月14日~28日:沖縄県那覇市『沖縄セルラースタジアム那覇』
<二軍>
・2月1日~28日:宮崎県宮崎市『KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎』
<三軍>
・2月1日~12日:神奈川県川崎市『ジャイアンツ球場』
・2月13日~3月2日:宮崎県宮崎市『KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎』
▼ DeNA
<一軍>
・2月1日~26日:沖縄県宜野湾市『宜野湾市立野球場』
<二軍>
・2月1日~26日:沖縄県嘉手納町『嘉手納野球場』
▼ 阪神
<一軍>
・2月1日~28日:沖縄県宜野座市『宜野座村野球場』
<二軍>
・2月1日~28日:高知県安芸市『安芸市営球場』
▼ ヤクルト
<一軍>
・2月1日~27日:沖縄県浦添市『浦添市民球場』
<二軍>
・2月1日~28日:宮崎県西都市『西都原運動公園野球場』
▼ 中日
<一軍>
・2月1日~27日:沖縄県中頭郡北谷町『北谷公園野球場』
<二軍>
・2月1日~28日:沖縄県中頭郡読谷村『読谷平和の森球場』