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「無印」右腕は最高峰の世界で力を見せられるか?西田 光汰 (大体大浪商高)

「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

西田 光汰 にしだ・こうた
大体大浪商高
投手・右投右打・180センチ82キロ・1998年7月10日生(18歳)
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寺島成輝(履正社)、髙山優希(大阪桐蔭)の両左腕と並び、今年の大阪高校野球を代表する本格派右腕。最速147キロのスイングを押し込む重さを持つストレートに、縦横2種類を投げ分けるスライダー、チェンジアップを操り、2年夏から名門のエース格としてマウンドを守り続けてきた。
2年夏には背番号こそ「10」ながら大阪大会7試合中5試合に登板しチームは決勝へ。大阪偕星学園との甲子園を懸けた大一番は1番・姫野優也(現・北海道日本ハム)を3打数ノーヒットに封じながらも3対4で敗れたが、ここでの活躍が自身の評価を一気に高めることになる。

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 2年秋は後に府大会を制した大阪商大堺に敗戦。「絶対に自分が甲子園に連れて行くんだという気持ちが出ている」(四田勝康監督)決意は冬の徹底的な走り込みと食事トレーニングへと西田を駆り立て、春には体重が10キロ増量。ストレートの球威、スライダーのキレが一段階増した。結果、春に1試合通したペース配分や力で押す場面を見極めるクレバーさも備わるようになった。
最終的には西田がエースの大体大浪商は春・夏共に寺島が率いる履正社の前に敗戦。ただ、春は2対4と内容的には完敗だったが、夏の5回戦では適時内野安打とスクイズのみの0対2。相手強打線を6安打に抑えた。
春の時点から「プロか社会人を考えています」と表明。常に上のレベルを見据えた練習を続けてきた成果を最後に見せた西田の高校野球。これからはライバル・寺島を超えるべくさらなる心技体の研鑽を積み、「無印」ならではの力を最高峰の世界で見せていく。

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