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最多6選手、0の球団も いよいよキャンプイン、新人1軍スタートは計40人に


2月1日からプロ野球の春季キャンプがいよいよ始まる。新人、新外国人選手、移籍組など新しい顔ぶれも揃った。今年は40人のルーキーが1軍(A班)スタートとなり、開幕1軍切符を目指した戦いが始まる。

■最多はロッテ&楽天の6選手、DeNAは5選手が1軍スタート

 2月1日からプロ野球の春季キャンプがいよいよ始まる。新人、新外国人選手、移籍組など新しい顔ぶれも揃った。今年は40人のルーキーが1軍(A班)スタートとなり、開幕1軍切符を目指した戦いが始まる。

 新人の1軍スタートが最も多かったのはロッテ、楽天の6人。ロッテは即戦力投手らがズラリと並ぶ中、育成新人外野手・菅原が名を連ねた。大抜擢のスタートから支配下登録を目指す。楽天も1位の剛腕・藤平だけでなく、早大、JX-ENEOSと名門で力を発揮してきた高梨の存在も見逃せない。

 次に多かったのはDeNAの5選手。開幕ローテ入りを目指す地元・神奈川大出身、ドラフト1位左腕の濵口はもちろん、下位、それも9位指名の佐野もメンバー入りした。広島・広陵、明大と名門出身内野手のアピールに注目したい。

 またヤクルト、中日、西武、オリックスは4選手が名を連ねた。ヤクルトは高校ナンバーワン左腕の寺島、右の150キロ超右腕の星、名古屋経大出身の左腕・中尾にオールドルーキー・28歳の菊沢と4人全員が投手。ローテ、ブルペンの強化を図る。中日も柳、京田といった開幕ベンチ入りも濃厚な即戦力選手が1軍スタートで戦力の底上げを目指す。西武は夏の甲子園優勝投手の今井が高卒ながら1軍。エースへの道のスタートを切る。オリックスも山岡、黒木といった実力のあるルーキーが開幕1軍へ調整する。

■各球団の1軍、A班スタートとなった新人選手は…

 阪神は3選手が1軍スタート。昨季、リーグVの広島は2人。日本一の日本ハム、ソフトバンクは1人ずつが1軍スタートとなった。12球団で唯一、新人の1軍スタートがいないのは巨人。ドラフト1位の吉川尚輝内野手(中京学院大)と2位の畠世周投手(近大)はコンディション不良のため、3軍からのスタート。3位の谷岡竜平投手(東芝)、池田駿投手(ヤマハ)、リャオ・レンレイ投手(台湾・開南大)ら大卒・社会人組も2軍スタートから這い上がることになった。

 果たしてキャンプ地からどんなフレッシュな話題が飛び出すか、楽しみだ。

 以下は各球団の1軍、A班スタートとなった新人選手。

【セ・リーグ】
○広島(2人)
加藤拓也投手(1位・慶大)
庄田寛樹投手(3位・中部学院大)

○巨人 なし

○DeNA(5人)
濵口遥大投手(1位・神奈川大)
尾仲祐哉投手(6位・広島経大)
狩野行寿内野手(7位・平成国際大)
進藤拓也投手(8位・JR東日本)
佐野恵太内野手(9位・明大)

○阪神(3人)
大山悠輔内野手(1位・白鴎大)
小野泰己投手(2位・富士大)
糸原健斗内野手(5位・JXーENEOS)

○ヤクルト(4人)
寺島成輝投手(1位・履正社)
星知弥投手(2位・明大)
中尾輝投手(4位・名古屋経大)
菊沢竜佑投手(6位・相双リテック)

○中日(4人)
柳裕也投手(1位・明大)
京田陽太内野手(2位・日大)
笠原祥太郎投手(4位・新潟医療福祉大)
丸山泰資投手(6位・東海大)

【パ・リーグ】
○日本ハム(1人)
石井一成内野手(2位・早大)

○ソフトバンク(1人)
田中正義投手(1位・創価大)

○ロッテ(6人)
佐々木千隼投手(1位・桜美林大)
酒居知史投手(2位・大阪ガス)
土肥星也投手(4位・大阪ガス)
有吉優樹投手(5位・九州三菱自動車)
宗接唯人捕手(7位・亜大)
菅原祥太外野手(育成2位・日本ウェルネススポーツ大)

○西武(4人)
今井達也投手(1位・作新学院)
源田壮亮内野手(3位・トヨタ自動車)
平井克典投手(5位・ホンダ鈴鹿)
田村伊知郎投手(6位・立教大)

○楽天(6人)
藤平尚真投手(1位・横浜高)
池田隆英投手(2位・創価大)
田中和基外野手(3位・立教大)
菅原秀投手(4位・大体大)
森原康平投手(5位・新日鉄住金広畑)
高梨雄平投手(9位・JXーENEOS)

○オリックス(4人)
山岡泰輔投手(1位・東京ガス)
黒木優太投手(2位・立正大)
小林慶祐投手(5位・日本生命)
飯田大祐捕手(7位・ホンダ鈴鹿)

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