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2017.01.28 21:22
甲子園沸かせた149キロ右腕が独立リーグからNPB挑戦…四国IL徳島新入団会見
四国アイランドリーグ(IL)plus、徳島インディゴソックスの新入団会見が28日、徳島市内の「ゆめタウン徳島」で行われ、欠席者1人を除く11選手が参加。北は北海道、南は鹿児島から集まったルーキーたちはファンの前で抱負を語り、花咲徳栄高時代に甲子園を沸かせたドラフト3位・関口明大投手(21=青学大)はNPB入りの誓いを立てた。
■花咲徳栄高で甲子園出場の関口「今年、NPBに指名されるように」
四国アイランドリーグ(IL)plus、徳島インディゴソックスの新入団会見が28日、徳島市内の「ゆめタウン徳島」で行われ、欠席者1人を除く11選手が参加。北は北海道、南は鹿児島から集まったルーキーたちはファンの前で抱負を語り、花咲徳栄高時代に甲子園を沸かせたドラフト3位・関口明大投手(21=青学大)はNPB入りの誓いを立てた。
ファンに初お披露目となった関口は、精悍な顔を引き締めた。「セールスポイントは打者を見ながらピッチングできることと、ここ一番での集中力。養父監督を優勝監督にしたい。自分は今年、NPBに指名されるように、活躍できる選手になりたい」と挨拶。大きな拍手を浴びた。
147キロ右腕として鳴らした花咲徳栄時代は3年春に若月健矢(現オリックス)とコンビを組み、エースとしてセンバツに出場。県岐阜商に3-8で初戦敗退したが、140キロ台の快速球でプロのスカウトの注目を浴びた。夏には埼玉大会でノーヒットノーランも達成し、東都大学の青学大に進学。3年生の昨夏からはルーツベースボールアカデミーでプレーするため、大学を休学。その後、徳島への入団が決まった。
売りはMAX149キロまで伸びたストレート。目標とする選手を問われると「正直、いないです」と答え、勝ち気な表情をのぞかせた。今秋のNPB入りを目指しながら、まずは「初めて来てみたら、川が大きなと思った」という徳島の地で、実力をアピールしていく。
■南球団代表「今年NPBに入れる選手現れる」…期待の新入団12人一覧
ほかにも、南啓介球団代表が「昨年、NPBに入った福永(阪神6位指名)、木下(中日育成1位指名)に続く、選手が現れる。それくらいの選手たちが集まった」と期待するように、ドラフト1位の147キロ右腕・伊藤翔(17=横芝敬愛高)ら、才能あふれる“金の卵”がそろった。
新入団選手は以下の通り(左から指名順位、背番号、氏名、位置、年齢、出身、身長、体重、投打、球歴、コメント)。
1位(14)伊藤翔投手/17歳/千葉/175、70/右右/横芝敬愛高「昨年NPBに行った福永さんに一日でも早く追いついて、追い越したい。今年中に150キロ以上を出したい」
2位(25)久保聖也外野手/22歳/埼玉/175、80/左左/桐蔭学園高―東洋大「飛ばす力が持ち味なので、徳島にアーチを描きたい。目標は高校の先輩の巨人・高橋由伸監督」
3位(22)関口明大投手/21歳/神奈川/181、86/右左/花咲徳栄高(甲)―青学大(休学)-ルーツベースボールアカデミー「力が入った時のストレートには自信がある。少しでもチームに貢献したい」
4位(7)瀬口拓也内野手/22歳/鹿児島/177、73/右左/神村学園高(甲)―日本経大(中退)「持ち味はバッティング。安打製造機と言われるように、頑張っていきたい」
5位(18)大蔵彰人投手/22歳/岐阜/189、78/右右/大垣西高―愛知学院大 <会見欠席>
6位(6)三國和磨外野手/22歳/千葉/174、76/右右/木更津総合高(甲)「長所は全部。強いて言うならメンタルの強さ。すべてを見せるので、球場に来てほしい」
7位(12)山下舜主捕手/18歳/東京/173、65/右右/日本航空高―BBCスカイホークス「ランナーを刺せる強肩が武器。目標は元ヤクルトの古田敦也さん」
8位(23)伊藤克投手/20歳/神奈川/178、88/右右/EMANON.B.B.C戸塚「いいプレーをしてチームに貢献できるように。怪我のないよう、ダルビッシュさんのような身体を作りたい」
9位(47)中臺淳志投手/23歳/千葉/164、69/左左/銚子商―敬愛大―新波「キレのいい直球と多彩な変化球をテンポ良く投げられる。リーグ優勝に貢献して、その先にあるNPBを目指したい」
※(27)生田雄也捕手/21歳/北海道/180、78/右左/旭川工―旭川大「一度、野球の道をあきらめたけど、徳島に獲っていただいた感謝の気持ちをもってNPBを目指したい」
※(56)森田球斗内野手/18歳/東京/181、76/右右/白山高「練習生という一番下からのスタートからなので、上がるしかない。チームに必要とされるように自分を磨きたい」
※(0)山賀和磨外野手/23歳/山口/171、72/右右/下関商―東亜大「メンタルの強さとここ一番での勝負強いバッティングが武器。一日でも早く戦力と見られるように頑張りたい」
●注 ※は練習生、(甲)は甲子園出場