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プロ野球

【Baseball Gate Analysis】誰がウイニングボールを掴むのか?

 通算X勝、通算X安打、初安打、初本塁打――。野球では様々な記録に紐付けられて、バットやグラブなど、たくさんの記念品が生まれる。勝利したチームだけが手にすることのできる、ウイニングボールもこの記念品のひとつ。試合後にボールをうっかり紛失してしまったチームがニュースとして取り上げられることもあるほど、価値の高い一品として知られている。
 この大切なウイニングボールは、果たしてどこのポジションの選手が手にする確率が高いのだろうか。2016年のNPBレギュラーシーズンを対象に集計した結果、トップとなったのが一塁手のポジションだった。ゴロアウトは一塁手が最終捕球者となるケースが圧倒的に多いので、納得のできる数字といえる。次いで多かったのが捕手で、これは三振による刺殺の多さが影響している。最後の打者の結果として一番多かったのが三振によるゲームセット。見栄えも良いためか、テレビ番組などで勝利の瞬間を伝えるVTRにもよくこのシーンが使われる(第2回WBC優勝のシーンなど)。

 ちなみに、選手個人で最も多くウイニングボールを手にしていたのは日本ハムの中田翔一塁手で25個。2番目がDeNAのロペス一塁手で23個だった。どうしてもウイニングボールを手にしたい方は、一塁側内野スタンドの前寄りの座席で、選手がボールを投げ入れてくれるのを願うと良いかもしれません。

Ball Place

文:データスタジアム 
グラフィックデザイン:相河俊介

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