- MLB
2017.01.26 14:10
今季メジャー最激戦区はア西地区と米予想 日本人3選手が3チームで火花
メジャーのキャンプインまで約3週間と迫り、各方面で今季の順位予想が始まった。MLB公式サイトも例外ではない。米データサイト「ファングラフス」の順位予想を基に、2リーグ×3地区の優勝難易度を予想する特集記事を掲載。合計6地区の中で最も激戦区と予想されたのは、ア・リーグ西地区だった。
■5チームのうち4チームが勝ち越し予測、優勝候補はアストロズ?
メジャーのキャンプインまで約3週間と迫り、各方面で今季の順位予想が始まった。MLB公式サイトも例外ではない。米データサイト「ファングラフス」の順位予想を基に、2リーグ×3地区の優勝難易度を予想する特集記事を掲載。合計6地区の中で最も激戦区と予想されたのは、ア・リーグ西地区だった。
ア・リーグ西地区といえば、日本人にはおなじみの地区だ。地区2連覇を飾っているレンジャーズにはダルビッシュ有投手、マリナーズには岩隈久志投手、アストロズには今季から青木宣親外野手が所属することになった。3選手が3チームでしのぎを削るわけだが、記事ではアストロズの地区優勝を予想している。
90勝72敗で地区優勝と予想されているアストロズは、今オフにマリナーズからウエーバー手続きを経て青木を獲得。さらにFAやトレードでも積極的に戦力補強を行い、ベテラン外野手ベルトラン、捕手マキャン、外野手レディックらが加わり、「昨季ア・リーグで8位だった攻撃力は改善されたようだ」と分析されている。唯一の弱点は投手力だが、それを補って余りある攻撃力を備えたと判断されたようだ。
【次ページ】2001年以来プレーオフ出場なしのマリナーズは11トレードで33選手が移動
■2001年以来プレーオフ出場なしのマリナーズは11トレードで33選手が移動
岩隈のマリナーズは、84勝78敗でエンゼルスと同着の2位予想。今オフにディポトGMが敢行したトレードは11件にも上り、合計33選手が行き来した。記事では「それ故にチームとして予測を立てるのは難しい」としながらも「プレーオフ不出場の日々を終わらせたい思いは疑いようがない」と、GMの熱意を買っている。
現在2連覇中のレンジャーズは、今オフは積極的に投手陣の強化に努めた。だが、強打のデズモンド、ベルトラン、モアランドがFA退団した後の穴を埋め切れていない。昨季は1点差ゲームで最高勝率を収めていたが、今季もその勝負強さを発揮できる保証はない。記事では「それは順位には大きな影響はないだろう」としているが、今季の予想は83勝79敗で4位となっている。
だが、ご覧の通り、4位のレンジャーズでも貯金4の勝ち越し予想。記事では「それこそがこの地区のクオリティの高さの表れ」と指摘し、「近年続く大番狂わせが起きても不思議はないだろう」と予測している。
ハイレベルな戦いが行われるア・リーグ西地区で、日本人3選手はチームの命運を握るキープレーヤーとなるのか。岩隈、ダルビッシュと青木の対決、岩隈とダルビッシュの投げ合いなど、見どころ満載の1年になりそうだ。