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プロ野球

キャンプ一軍スタートとなった育成組


◆ ロッテ育成2位・菅原「アピールしたい」

 25日にロッテがキャンプメンバーを発表するなど、各球団キャンプの振り分けを発表している。期待の若手、復活を期すベテランなどが一軍でスタートする中、背番号3ケタを背負う育成選手たちの中にも、一軍でキャンプを迎える選手がいる。

 昨年10月に行われたドラフト会議で、ロッテから育成ドラフト2位で指名された菅原祥太がそうだ。柳田悠岐(ソフトバンク)を憧れる男は、柳田に負けないくらい豪快なパワーが持ち味の選手。また寮に炊飯器を持ち込むなど、プレー以外でも存在感を見せる。

 一軍キャンプスタートを切ることになった菅原は球団を通じて「育成という立場なので新人合同自主トレからアピールするつもりでいたのが、それが良かったかなあと思います。初めてのキャンプで緊張すると思うけど、自分の持ち味をしっかりと出してアピールしたいです」と意気込む。

 一軍スタートを決めた伊東勤監督は菅原について「馬力があるので楽しみ」と期待を寄せる。

◆ ラミレス監督期待の2年目・網谷

 プロ2年目を迎える網谷圭将(DeNA)も一軍キャンプスタートとなった。背番号「100」を背負う網谷はプロ1年目の昨季、二軍で19試合に出場して、打率.184にとどまった。

 だが、同年12月に行われた『2016アジアウインターベースボールリーグ』に参加し、16試合に出場して、打率.380、6打点をマーク。ウインターリーグが始まった頃はスタメンではなかったものの、打力を武器に終盤はレギュラーとして活躍した。

 ラミレス監督は、数年後に全国に名を轟かすような選手になると話すなど、期待が大きい未来の大砲候補だ。

◆ 俊足が武器の楽天育成・島井

 12年ドラフト5位で楽天に入団するも、15年から育成選手としてプレーする島井寛仁(楽天)もキャンプを一軍で迎える。島井は昨季二軍戦で30試合に出場して、ヒットを放つことができなかったが、4盗塁をマーク。15年は打率.163ながら26盗塁を記録するなど俊足を武器にする選手。武器である俊足を一軍首脳陣に、アピールしたいところだ。

 キャンプを一軍でスタートする育成選手ではあるが、70人の支配下登録枠に入らなければ一軍でプレーすることができない。一軍キャンプで結果を残し、1日も早く支配下選手になることが目標となりそうだ。