マーリンズのイチロー外野手は昨季、メジャー通算3000安打の金字塔を打ち立てたが、背番号51がメジャー1年目の2001年から12年途中までプレーしたマリナーズも、メジャー史上30人目の偉業を改めて祝福するという。地元紙「ニュース・トリビューン」が「マリナーズの2017年のプロモーション計画の中心はエドガー、ジュニア、そして、イチローだ」と報じている。

■マリナーズが粋な企画を用意、「イチローを讃えるためのダブル・バブルヘッド」

　マーリンズのイチロー外野手は昨季、メジャー通算3000安打の金字塔を打ち立てたが、背番号51がメジャー1年目の2001年から12年途中までプレーしたマリナーズも、メジャー史上30人目の偉業を改めて祝福するという。今年4月17日から19日（日本時間18日から20日）にマーリンズの一員としてセーフコ・フィールドに凱旋を果たす予定のイチローを讃えるために、祝賀イベントを行うことが判明した。地元紙「ニュース・トリビューン」が「マリナーズの2017年のプロモーション計画の中心はエドガー、ジュニア、そして、イチローだ」と報じている。

　イチローは昨年8月7日の敵地ロッキーズ戦でライトフェンス直撃の三塁打を放ち、記念すべきメジャー通算3000安打を達成した。だが、その安打の大半はオリックスからメジャーに上陸を果たしたシアトルで積み上げたもの。マリナーズ在籍の12年半で2533安打を記録している。

　そして、昨年の交流戦ではマーリンズとの対戦がなかったマリナーズは、粋な企画を用意しているようだ。“異例“のイベントが、イチローを待つセーフコ・フィールドで4月19日に行われるという。

「スズキのバブルヘッドのプロモーションは、マイアミ・マーリンズの一員としての彼の凱旋にあわせて行われる。2004年の262安打と2016年の3000本安打を讃えるためのダブル・バブルヘッドとなっている」

■両チームのユニホーム着たイチローのスペシャル首振り人形に

　バブルヘッドとは首の部分が揺れる首振り人形。メジャーの試合では集客企画の一環として観客にプレゼントされることが多いが、イチローバーションは完全なスペシャルだ。04年シーズンに記録したメジャー最多安打記録を讃えるマリナーズのユニフォーム姿のイチローと、3000安打を達成したマーリンズのユニフォーム姿のイチローが同居する“お宝“モデルが、マーリンズ戦で2万人のファンに配布されることになるという。

　記事によると、今季、セーフコ・フィールドではイチロー以外にもレジェンドが表彰される。2017年のメジャー殿堂入りを逃した指名打者のエドガー・マルティネス打撃コーチのバブルヘッド人形は8月11日に配布され、昨年、米国野球殿堂入りを果たしたケン・グリフィー・ジュニア氏の銅像がお披露目になる4月14日のレンジャーズ戦では、銅像のレプリカがプレゼントされる予定だという。

　現役のイチローも、マリナーズのレジェンドとともに古巣のフィールドで偉業を讃えられることになる。