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I・ロドリゲスら3人が米野球殿堂入り決定! ボンズ、クレメンスら落選


2017年度の米野球殿堂入り選手が発表され、ティム・レインズ(エクスポズ他)、ジェフ・バグウェル(アストロズ他)、イバン・ロドリゲス(レンジャーズ他)の選出が決まった。

■ロドリゲスは有資格1年目、レインズは有資格最終年で選出

 2017年度の米野球殿堂入り選手が発表され、ティム・レインズ(エクスポズ他)、ジェフ・バグウェル(アストロズ他)、イバン・ロドリゲス(レンジャーズ他)の選出が決まった。

 1990年にレッドソックスからアストロズにトレード移籍し、翌年のメジャーデビューから15年間をアストロズ一筋で過ごしたバグウェルは、新人王(1991年)とMVP(1994年)に輝いた強打の一塁手。有資格7年目で381票(86.2%)を獲得した。8年連続30本塁打、6年連続110打点を記録。通算449本塁打を放ち、球団の“顔”として一時代を築いた。

 1979年にエクスポズでデビューしたレインズは、1983年に90盗塁を決めるなど4年連続盗塁王に輝いた俊足の外野手。通算808盗塁はメジャー歴代5位の記録で、2002年終了後に42歳で引退するまで、ホワイトソックスなど6チームを渡り歩いた。今年が殿堂候補者となって10年目。有資格最終年で380票(86.0%)を獲得し、悲願の殿堂入りを果たした。

 有資格1年目で堂々の殿堂入りを果たしたロドリゲスは336票(76.0%)を獲得。現役時代は“史上最高の捕手”と呼ばれ、強肩強打で鳴らした。プエルトリコ出身で1991年に19歳でレンジャーズでデビュー。“パッジ”の相性で親しまれ、8年連続打率3割超え、15年連続2桁本塁打、1999年にはMVPを獲得するなど、攻守でチームの要となった。2011年で引退するまでレンジャーズ、タイガースなど6球団を渡り歩き、21年の現役生活を送った。

 今年は34人が殿堂入り候補者の資格を持ち、選出されたロドリゲスの他、今季から独立リーグ・四国アイランドリーグplusの高知でプレーするマニー・ラミレス(インディアンス他)、ブラディミール・ゲレーロ(エンゼルス他)、ホルヘ・ポサダ(ヤンキース)ら19人が新たに有資格者となっていた。投票権を持つのは全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上連続で所属する記者で、1人最大10人まで投票が可能。殿堂入りするには、全投票のうち75%以上の得票が必要となる。

 パドレス一筋で過ごした歴代2位・通算601セーブの記録を持つトレバー・ホフマンは327票(74.0%)、エクスポズやエンゼルスで活躍した通算449本塁打のブラディミール・ゲレーロは317票(71.7%)で惜しくも落選した。また、“ステロイド時代”の象徴ともされるロジャー・クレメンスは239票(54.1%)、バリー・ボンズは238票(53.8%)で選出はならなかった。

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