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2017.01.18 11:35
昨季は小林が捕手最多出場 巨人の若手捕手は誰がいる?
3年ぶりにV奪回を目指す巨人は、陽岱鋼、山口俊、森福允彦、マギー、カミネロなど大型補強を敢行した。投手、内野手、外野手を補強したが、捕手に関してはドラフトを含めて1人も獲得に動かなかった。
プロ3年目の昨季、チーム最多の129試合でスタメンマスクを被った小林誠司に期待する部分が大きいのだろう。今オフは昨季リーグワーストの打率.204に終わった打撃力アップ、守備力向上を目指し、長年巨人の正捕手を務めた阿部慎之助と自主トレを行っている。基本的に小林が今季もスタメンマスクを被っていくことになるだろうが、昨季がレギュラー1年目。打撃、守備ともにアピールできなかった場合、レギュラーを剥奪される可能性も十分に考えられる。
では、小林を脅かす存在となりそうな選手がいるのだろうか…。経験豊富な相川亮二、実松一成を候補にあげたいところだが、2人の年齢を考えるとレギュラーを奪うということは考えにくい。
そうなると小林と年齢が近い世代が現実的だ。巨人の若手捕手をみると、鬼屋敷正人、河野元貴、宇佐見真吾の3人が主に昨季二軍戦でマスクを被った。強肩が売りの鬼屋敷は2年連続で一軍出場がないが、二軍では昨季捕手としてチーム最多の48試合に出場した。河野は、二軍で鬼屋敷に次ぐ37試合に出場したが、得意な打撃が打率.172と振るわなかった。
15年ドラフト4位の宇佐見は、ルーキーイヤーの昨季、一軍出場は叶わなかったが、二軍では捕手として36試合に出場。ソフトバンクとのファーム日本選手権では、「8番・捕手」で出場し、4回の第2打席でヒットを放てば、守ってもソフトバンク打線を2失点に抑える好リードを見せた。
ただ現状では侍ジャパン候補の小林がリードという状況。キャンプ、オープン戦で鬼屋敷、河野、宇佐見といった若手が小林を脅かすことができるか注目だ。
【巨人の捕手事情】
22 小林誠司
成績:129試 率.204 本4 点35
23 相川亮二
成績:37試 率.244 本0 点4
27 実松一成
成績:19試 率.250 本1 点1
52 宇佐見真吾
成績:41試 率.198 本0 点4 ※二軍成績
69 松崎啄也
成績:5試 率.214 本0 点1 ※二軍成績
94 河野元貴
成績:41試 率.172 本1 点4 ※二軍成績
95 鬼屋敷正人
成績:55試 率.237 本1 点14 ※二軍成績