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ソフトB、本多氏が来季1軍コーチに 工藤監督は走塁改革期待

 ソフトバンクは8日、来季のコーチングスタッフを発表した。今季限りで現役を引退した本多雄一氏(33)が1軍内野守備走塁コーチに就任。盗塁王を2度獲得し、通算342盗塁をマークした本多氏が、走塁改革を担うことになった。

ソフトバンク・本多(撮影・中村 達也)

 チームは今季、シーズン2位からの下克上で2年連続日本一を達成したが、盗塁数はリーグ5位の80にとどまった。工藤監督は「来年の課題は走塁。本多は今年まで実践していた。選手の感覚で教えてもらえれば」と期待を寄せた。

 今季は12球団最多の202本塁打を放ったが、リーグ優勝を果たした西武との得点差は107もあった。132盗塁をマークしたリーグ覇者との差を埋めるために、指揮官は「リーグ優勝を逃したのは、そこが大きな違い。他球団のいいところは取り入れて、もっともっと学ばないと」と力を込めた。

 盗塁数の増加はもちろん、相手バッテリーへのプレッシャーをかける狙いもある。工藤監督は「走るという意識は、失投につながったり、四球につながる。プラスアルファの部分で得点能力は上がる」と説明。現役時代に270盗塁を記録した村松外野守備走塁コーチは「打つだけではなく、走塁もやっていかないと。今年は走れる選手が少なかった」と、9日に合流するキャンプで、若手に対しての意識改革を働きかける構えだ。

 日本一連覇にも、指揮官に慢心はない。走塁改革に乗り出し、さらなるチーム力の底上げを図る。