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プロ野球

自由契約となった助っ人 今季はどこでプレーする?


◆ 移籍先を決めた助っ人

 現地時間13日(日本時間14日)、昨季広島を自由契約となったデラバーがインディアンスとマイナー契約を結んだ。デラバーだけでなく、自由契約となった多くの助っ人外国人が今季の所属先を決めている。

 楽天を自由契約とブリガムは、タイガースとマイナー契約を結んだ。15年にブレーブス時代の15年に12試合に登板したブリガムは、楽天の先発候補の一人として入団したが、来日初登板・初先発となった4月14日のロッテ戦で、7回7失点でノックアウト。その後は先発だけでなくリリーフを務めたが、結果を残すことができなかった。

 昨季途中、DeNAに加入したブロードウェイは、初登板となった8月17日のヤクルト戦、1イニングで2本の被本塁打を浴びるなど1回5失点。結局、5試合の登板にとどまり自由契約となった。今季はナショナルズとマイナー契約を結び、メジャー昇格を目指す。

 一方、野手をみると、阪神を自由契約となったヘイグがツインズとマイナー契約、ロマックがパドレスとマイナー契約を結んだ。ヘイグは、阪神の助っ人では史上初となる開幕から3試合連続タイムリーを放つなど春先は活躍を見せた。4月中旬以降は成績を落とし、二軍に降格すると、その後は二軍暮らしが長かった。

 ロマックは、開幕前に筒香嘉智の後を打つ5番打者として期待されたが、オープン戦から日本の投手に対応できず。30試合に出場して、打率.113という成績に終わり、オフに自由契約となっていた。日本では辛い時間となったが、メジャー昇格を目指し奮起に期待したいところだ。

◆ 国内球団への移籍は今のところなし

 15年オフはルナが中日から広島、クルーズがロッテから巨人、スタンリッジがソフトバンクからロッテと自由契約になった外国人が国内の他球団に移籍することが多かったが、ここまでは目立った動きはなし。

 キューバ政府の担当者と残留交渉を進めるも契約が合意に至らずロッテを退団となったデスパイネは、ソフトバンク移籍が有力視されているが、移籍の発表がまだない状況だ。

 今オフ自由契約となった助っ人外国人は、マイナー契約を結んだ選手が多い。過去には日本で結果を残せなかった選手たちの中に、米球界復帰後に活躍した選手もいる。日本での経験を活かし、花を咲かせて欲しいところだ。

◆ 自由契約となった助っ人の主な移籍先

【投手】
ブロードウェイ(前DeNA)
移 籍 先:ナショナルズマイナー
昨季成績:5試 0勝0敗 防4.50

ブリガム(前楽天)
移 籍 先:タイガース マイナー
昨季成績:11試 0勝3敗 防5.24

C.Cリー(前西武)
移 籍 先:ロッキーズ マイナー
昨季成績:18試 0勝0敗 防6.48

【野手】
ヘイグ(前阪神)
移 籍 先:ツインズ マイナー
昨季成績:31試 率.231 本2 点11

プライディ(前広島)
移 籍 先:ダイヤモンドバックス マイナー
昨季成績:一軍出場なし

ボグセビック(前オリックス)
移 籍 先:レッドソックス マイナー
昨季成績:60試 率.187 本3 点18

ロマック(前DeNA)
移 籍 先:パドレス マイナー
昨季成績:30試 率.113 本0 点2