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【Baseball Gate Analysis】今宮健太(ソフトバンク)はUZRリーグ6位 走者一塁時の弱さとは

パ・リーグ遊撃手 今宮健太(ソフトバンク)

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 セ・リーグ遊撃手のUZRでは坂本勇人が1位だったが、パ・リーグの遊撃手ではどうだろうか。グラフィックにある通り、2016年のデータでは中島卓也(日本ハム)がトップとなっており、4年連続4回目のゴールデングラブ賞に輝いた今宮健太(ソフトバンク)はリーグで6番目と、意外に振るわない。
 今宮のゾーン別の貢献度を見ると、三遊間寄りであるI(距離3)のゾーンで-4.0と大きなマイナスになっている。UZRでは走者なしのケースと一塁に走者を置いたケースを分けて算出しているが、特に走者一塁にいる時の数字が良くない。ポジショニングを考慮していないため断言はできないが、他の遊撃手に比べて走者一塁時にやや二塁寄りに守ることが多いのかもしれない。
 ソフトバンク守備陣はリーグで最もゴロ安打を許していないチームである。ただ、三塁側から「左、左中、中、右中、右」の5つのゾーンに分けてゴロの打球を凡打として処理した割合を見ると、「左、右」のゾーンではリーグ1位だが、遊撃手の守備範囲に関わる「左中、中」では、リーグ平均よりも高い頻度で安打を許しているというデータもある。