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CS初戦でエースの証明!広島東洋・大瀬良が6回1失点で勝利に導く!

「クライマックスシリーズ」 広島―巨人第1戦  6回1失点で勝利を挙げた広島・大瀬良=マツダ【写真提供:共同通信社】


広島東洋の大瀬良大地がクライマックスシリーズ(CS)ファイナルの初戦に先発し、6回1失点の好投でチームを勝利に導いた。

 シリーズ開幕戦の初回、先頭打者の坂本に対して、初球から150キロのストレートでファールを打たせた。「シーズン中の彼の反応などを考えながら投げた」と気持ちは冷静だったが「最初から飛ばしているという感覚はなかったが、気持ちの高ぶりはあった」というように、その後も150キロ超の速球を連発した。坂本には安打を打たれたが、続く田中俊を併殺打に打ち取ると、その後は走者を許しても落ち着いた投球で、5回まで読売巨人打線を2安打に抑えた。

 4点リードで迎えた6回に3安打を集中されて1点を失い、さらに2死1、2塁の場面で「大事にいき過ぎてフォアボールになってしまった」と陽岱鋼を歩かせて満塁としたが、続く長野を打ち取り、「結果的に1点で抑えられてよかった」と6回1失点の投球に満足した様子だった。

 1勝のアドバンテージのあるCSファイナルで、先発として大きな役割を果たした。「シリーズの初戦で、チームもかたくなる部分があるかもしれないと思ったが、いい入りができたと思う」と自画自賛した大瀬良。残り5試合で2勝すればチームは日本シリーズ進出が決まるが、「投げろと言われれば、いくつもりでいる。そのためにいい準備をしておきたい」と、最多勝右腕は短期決戦のフル回転も辞さない意気込みを見せた。