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負けられない戦いで執念の一打! 北海道日本ハム・大田泰が決勝タイムリーを放つ!

「クライマックスシリーズ」 ソフトB―日本ハム第2戦  8回、近藤の二塁打で生還し、ナインに迎えられる日本ハム・大田=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】



 
 北海道日本ハムの大田泰示が、14日の福岡ソフトバンク戦で試合を決める殊勲打を放った。

 前日の試合、3打数ノーヒットで途中交代となっていた大田。負ければクライマックス1stステージ敗退が決まる状況だっただけに、チームのためにも結果を残したい試合であった。しかし、前日同様に「2番・ライト」でスタメン出場するも、第3打席までヒットが生まれず。そんな中で迎えた8回表。1番・西川遥輝がツーベースを放ち、2死ながら再び突き放すチャンスで、第4打席が回ってきた。ここで打席に入った大田は、フルカウントまで追い込まれるも、真ん中高めにきた7球目のストレートをジャストミート。打球はレフトの横を抜けるタイムリーツーベースとなり、再び勝ち越しに成功した。直後に近藤健介もタイムリーツーベースを放ち、この回2点を奪ったチームはこのまま逃げ切り。1stステージの成績を1勝1敗の五分とした。

 打った瞬間にガッツポーズまで飛び出した決勝打について大田は、「ボール球に手を出して追い込まれて、本当に食らいつくだけ。いい所に飛んでくれてよかったです」とコメントを残した。ヒーローインタビューには、読売巨人時代から世話になっている矢野謙次のユニフォームで登場。「昨日、(電話で)アドバイスもらったので、ヒットが打てたと思います」と先輩へ感謝の言葉を述べた。

 最後に「勝つしかないので、貪欲に必死になって一生懸命頑張る」と明日への意気込みを語った大田。勝ったほうがファイナルステージ進出を決める大一番でも、勝負強いバッティングを見せてくれるはずだ。