- プロ野球
2018.10.04 22:09
15年ドラ1左腕が本格化!北海道日本ハム・上原が先発で負けなしの3勝目!
北海道日本ハムの上原健太が、4日の東北楽天戦で7回3失点と先発の役割を果たし、3勝目を挙げた。
190cmの長身を生かしたダイナミックなフォームが特徴の上原。昨季はプロ初勝利を挙げたが、プロ入りから首痛に悩まされる日々が続いていた。開幕1軍入りを果たした今季は、6月18日の広島戦でプロ1号本塁打を放ち白星も挙げたが、その後、首痛が再発して2軍で再調整を強いられる。9月27日に1軍再昇格を果たすと、約2ヵ月ぶりの先発にもかかわらず5回無失点で2勝目を挙げ、復調をアピールした。
今季4戦目の先発となったこの日は、不安な立ち上がりに。初回、先頭打者を四球で歩かせるなどリズムに乗れず、その後2本のタイムリーを浴びて、2点を失ってしまう。味方打線が3点を加え逆転した直後の4回裏にも1点を失ってしまうが、逆転を許さぬ粘りの投球を見せた。5回表に再び味方が逆転すると、ようやく本来のピッチングが戻り、5回から3イニングを三者凡退に抑えてマウンドを下りた。その後チームは、継投で逃げ切り連敗をストップ。
ヒーローインタビューで上原は、「とにかく腕を振ることだけ意識して投げた結果」と、今季先発で4戦3勝負けなしの要因を振り返った。2015年のドラフト1位でプロ入りした上原。チームにとって貴重な左の先発となるだけに、ここに来ての本格化は入団当初から期待を寄せる栗山英樹監督にとってもうれしい限り。さらなる期待に応えるべく、3年目の左腕が、クライマックスシリーズでも好投を見せてくれるに違いない。