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青木宣親加入のアストロズが補強成功5球団入り「西地区の王者」と予測


年明けを迎え、ストーブリーグと呼ばれるオフシーズンがいよいよ終盤戦に差し掛かってきた。狙い通りの補強が進んだチーム、予定通りには進まなかったチームとさまざまだが、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」公式サイトでは特集記事を組み、今オフに「最も戦力アップしたMLB5球団」を選出。今オフから青木宣親外野手が加入したアストロズが、その筆頭に名を連ねている。

■積極的補強に動いたアストロズは青木、ベルトラン、マキャンらを獲得

 年明けを迎え、ストーブリーグと呼ばれるオフシーズンがいよいよ終盤戦に差し掛かってきた。狙い通りの補強が進んだチーム、予定通りには進まなかったチームとさまざまだが、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」公式サイトでは特集記事を組み、今オフに「最も戦力アップしたMLB5球団」を選出。今オフから青木宣親外野手が加入したアストロズが、その筆頭に名を連ねている。

 2季連続のプレーオフ進出を狙いながらも、昨季はア・リーグ西地区3位に終わったアストロズは、オフシーズンの幕開けと同時に積極的な補強に動いた。11月にマリナーズからウェーバー手続きを経て青木を、ヤンキースからはトレードで捕手ブライアン・マキャンを獲得。さらに、FA市場でも活発に動き、ベテラン外野手カルロス・ベルトランやジョシュ・レディックとの契約に成功した。

 外野手とDHを兼務するベルトランは39歳だが、ヤンキースからレンジャーズにトレード移籍した昨季は、通算打率.295、33本塁打、93打点と活躍し、オールスターにも選出された。29歳のレディックは堅守が売りの右翼手。マキャンは昨季までヤンキースで田中将大投手の女房役を務め、左翼を守る青木は昨季打率.283、出塁率.349と打撃面で堅実な成績を残すなど、いずれも実績のある選手ばかり。「左翼と右翼、捕手とDHのアップグレードに成功」と称えている。

■現時点での戦力に「顔ぶれだけ見るとア・リーグ西地区の王者だ」

 昨季84勝78敗だったアストロズは地区3位に終わり、95勝67敗という圧倒的な強さを見せたレンジャースの後塵を拝した。だが、記事では「少なくとも選手の顔ぶれだけ見ると、ア・リーグ西地区の王者だ」と高評価し、大型補強のおかげで現時点ではレンジャーズをも凌ぐ陣容に強化したとしている。

 その他、戦力アップに成功したチームとしては、ホワイトソックスとの大型トレードでエース左腕クリス・セール投手を獲得したレッドソックス、ブルージェイズからFAとなっていたエドウィン・エンカーナシオン外野手を獲得したインディアンス、カブスからFAになっていたデクスター・ファウラー外野手を獲得したカージナルス、青木が去る一方でダイヤモンドバックスから有望な遊撃手ジーン・セグラをトレードで獲得したマリナーズが選出されている。

 戦力アップに成功したチームが、今季のプレーオフを賑わすことになるのか注目だ。

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