- プロ野球
2018.10.03 23:29
鈴木がサヨナラ打!延長11回、4時間超の熱戦を広島東洋が制す!
広島東洋の鈴木誠也が延長11回の激戦に決着を付けるサヨナラ打を放った。
3対3で迎えた延長11回裏、1死1塁の場面で鈴木の当たりはレフト線へ転がった。フルカウントとなり、代走起用された1塁走者の上本が一気に本塁まで生還し、4時間超のゲームに決着が付いた。
「早く終わりたかったので、決められてよかった。上本さんがよく走ってくれた」と喜んだ鈴木。「早く終わりたかった」理由は、ライトスタンドで声援を送った少年の団体客の存在だった。「たくさんのファンが残って応援してくれていたので、早く決めたかった。小さい子供は、だいたい9時すぎぐらいで帰ってしまうので、今日は残っていた。勝って終わりたいと思っていたのでよかった」と、鈴木自らが少年のような笑顔を見せた。
5回にメヒアの同点弾につなぐ安打を放ったが、その他の打席は全て三振だった。「ひとつのチャンスをものにしないと、なかなか決められない試合だった。それまで3三振していたので、決められるところで決めないといけないと思っていた」と、4時間超の試合にケリをつけた一打を喜んだ。
この日も2安打で7試合連続と、コンスタントに結果を残している。それでも「結果を残せていない」と満足する様子はない。「自分のスイングがより多くできれば、いい結果を残すことができる。これからもできるだけそれができるようにやっていきたい」と、鈴木の頭に消化試合の概念はないようだ。