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広島東洋・ジョンソンが7回無失点の好投で11勝目!2年ぶりに規定投球回も到達!

 広島―阪神24  11勝目を挙げ、お立ち台でガッツポーズの広島・ジョンソン=マツダ【写真提供:共同通信社】


 広島東洋のジョンソンが2日の阪神戦で7回無失点の好投で11勝目を挙げ、レギュラーシーズン最後の登板で最高の結果を残した。

 相手先発の岩田稔が5回までノーヒットピッチングと完璧な投球を見せる中、ジョンソンも阪神打線に得点を許さなかった。3回と6回に2人の走者を許し、7回には先頭打者に安打を打たれて1死2塁のピンチを招いたが、冷静な投球で無失点を続けた。

 ジョンソンは「制球面もよかったし、打たせて取る自分の投球ができた。ストライク先行でアウトを取れたのがよかった」と、いつものように表情を崩すこともなく、冷静に自らの投球を振り返った。球団外国人記録を塗り替える8連勝で10勝目を挙げた後、3連敗と勝ち星が伸びなかったが「不運な当たりなどで相手に点を入れられてしまっていただけで、投球内容は悪くなかった」と不安はなかった。故障に悩まされて不本意な結果だった昨季から復活し、この日の投球で2年ぶりとなる規定投球回数に達した。

それでもジョンソンは「満足する数字ではない。もっと多くのイニングを投げないといけない立場」と左腕エースの自覚とプライドものぞかせた。「こういう形でレギュラーシーズン最後の投球を終えることはよかった」という左腕は「この勢いでこれからもいきたい」と、チームが2年連続で苦汁を舐めさせられたポストシーズンでのレベンジを誓っていた。