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MLBトップ投手にダルビッシュと田中の名前…米紙が選ぶ先発投手20傑入り


レンジャースのダルビッシュ有投手とヤンキースの田中将大投手が、米紙による2017年シーズンのMLB先発投手格付けで堂々の20傑入りを果たし、今季の大いなる活躍が予想されている。

■1位カーショー、2位シャーザーと球界を代表する一流投手がズラリ

 レンジャースのダルビッシュ有投手とヤンキースの田中将大投手が、米紙による2017年シーズンのMLB先発投手格付けで堂々の20傑入りを果たし、今季の大いなる活躍が予想されている。

 並み居る一流投手の中に日本が輩出した2投手が割って入った。「気の早いファンタジー向け先発投手ランキング 誰が上昇し、誰が下落したのか」と特集したのは、米全国紙「USAトゥデー」電子版。アメリカでは、ユーザーが実在のMLB選手をドラフトして自分のチームを作り、選手の実際の成績に従って加算されるポイントを競う野球ゲーム「ファンタジーベースボール」が人気を博している。開幕前にはファンタジーベースボール用の戦力ガイドが販売されるほど。それに先駆けた記事では、新シーズンでどの先発ピッチャーが活躍するのかを予想し、格付け上位20位を発表している。

 そうそうたるエース級投手が名を連ねる中、昨年5月にトミー・ジョン手術から1年9か月ぶりにメジャー復帰を果たしたダルビッシュは13位にランクイン。昨季は17試合に登板し、7勝5敗、防御率3・41の成績で、復帰から2年目を迎える今季は一層の活躍に期待が集まっている。一方、昨季31試合に登板し、14勝4敗、防御率3・07と活躍した田中は20位に入った。日本人両右腕は今季限りでフリーエージェントになる可能性があるが、2017年は躍進のシーズンとなると分析されている。

■上位3投手はナ・リーグ球団から、昨季サイ・ヤング賞ポーセロは選外

 今回発表された格付け20傑で堂々の1位を飾ったのは、ドジャースのクレイトン・カーショー投手。昨季ナ・リーグでサイ・ヤング賞に輝いたマックス・シャーザー投手(ナショナルズ)、ジャイアンツのエース左腕マディソン・バムガーナー投手と続き、トップ3はナ・リーグ投手が独占した。

 記事ではメッツのノア・シンダーガード投手のさらなる飛躍を予測。昨季は肘の故障を訴えることもあったが「オフシーズンを利用して開幕には100パーセントになるだろう」と楽観視。その他にも、昨季は本領を発揮しきれなかった3投手、デービッド・プライス投手(レッドソックス)、クリス・アーチャー投手(レイズ)、ザック・グリンキー投手(ダイヤモンドバックス)の復調を予想した。

 惜しくもトップ20入りしなかったのは、昨季ア・リーグのサイ・ヤング賞リック・ポーセロ投手(レッドソックス)をはじめ、ブルージェイズのアーロン・サンチェス投手、カージナルスのカルロス・マルティネス投手、ホワイトソックスのホセ・キンタナ投手、ブレーブスのフリオ・テヘラン投手ら。彼らを凌いで20傑入りしたダルビッシュと田中の両投手は、メジャーで着実にその存在を大きなものにしていると言えるだろう。今季も一層の活躍を見せつけたい。

以下、発表された先発投手ランキング

1位 クレイトン・カーショー(ドジャース)
2位 マックス・シャーザー(ナショナルズ)
3位 マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)
4位 コーリー・クルーバー(インディアンス)
5位 ノア・シンダーガード(メッツ)
6位 クリス・セール(レッドソックス)
7位 ジョン・レスター(カブス)
8位 ジェイク・アリエッタ(カブスFA)
9位 デービッド・プライス(レッドソックス)
10位 ジョニー・クエト(ジャイアンツ)
11位 ジャスティン・バーランダー(タイガース)
12位 スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
13位 ダルビッシュ有(レンジャーズ)
14位 カルロス・カラスコ(インディアンス)
15位 クリス・アーチャー(レイズ)
16位 ジェイコブ・デグロム(メッツ)
17位 コール・ハメルズ(レンジャーズ)
18位 ザック・グリンキー(ダイヤモンドバックス)
19位 カイル・ヘンドリックス(カブス)
20位 田中将大(ヤンキース)

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