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ついに完全復活!阪神・藤浪が9回2与四球で2年ぶりの完封勝利!

中日―阪神23  完封で5勝目を挙げ、梅野(左)と握手する阪神・藤浪=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


 阪神の藤浪晋太郎が29日の中日戦で9回134球を投げ、5安打無失点に抑える好投で2年ぶりの完封勝利を挙げた。

 ついに完全復活した姿をファンに見せた。初回、1番の平田良介に四球を許したものの、落ち着いて後続を抑えて無失点に抑えると、続く2回は三者凡退。3回は先頭の松井雅人に2塁打を許して、犠打で1死3塁のピンチを背負ったが、ここでも後続を打ち取って無失点。その後も150キロを超えるストレートを軸にゼロ行進を続け、6回1死1、2塁、9回1死1、3塁のピンチも、最後まで本塁は踏ませず。9回を5安打に抑えるとともに7奪三振で2与四球と制球も最後まで安定していた。

 マウンド上でのリズムは自らのバッティングにも繋がり、5回1死2塁で迎えた第2打席で、中日の先発・ガルシアからセンターへのタイムリー2塁打。投打で存在感を示してチームの連敗を3で止めるとともに、自身通算6度目、2016年6月2日以来となる完封勝利をマークした。これで9月は3戦3勝でプロ通算50勝を達成。制球難に苦しみ背信投球が続いていた甲子園の申し子が、ようやく、そしていよいよ、完全復活を宣言した。