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メジャー救援ベスト10に元阪神・呉昇桓がランクイン 米メディアが選出


今オフは先発投手に関する大型契約ニュースが少ないメジャーだが、一方で救援陣を巡る話題は尽きることを知らない。

■チャップマン、ジャンセンらに並び堂々の10傑入り

 今オフは先発投手に関する大型契約ニュースが少ないメジャーだが、一方で救援陣を巡る話題は尽きることを知らない。ここ数年、2013年レッドソックス、2014年ジャイアンツ、2015年ロイヤルズ、2016年カブスと救援陣が手厚く揃ったチームが続いてワールドシリーズを制していることもあり、リリーバーの評価はうなぎ上り。どのチームも、とりわけ試合の終盤を投げるセットアッパーとクローザーの強化に力を入れている。

 今冬もアロルディス・チャップマンが、救援投手史上最大となる5年8600万ドル(約101億2600万円)でヤンキース復帰を果たしたり、ケンリー・ジャンセンが5年8000万ドル(約94億2000万円)でドジャースと再契約したり、今までに例を見ない大型契約を勝ち取っている。そこで米スポーツ専門局ESPNのバスター・オルニー記者は「トップリリーバーたち:球界最高の火消しは誰だ?」と題した特集の中で、メジャーが誇る救援投手トップ10を選出。韓国の“ファイナルボス”ことカージナルスの呉昇桓投手が9位にランクインしている。

 1位に輝いたのはオリオールズのザック・ブリトン。2位は昨季プレーオフで大車輪の活躍を見せたインディアンスのアンドリュー・ミラー、3位にはジャンセン、4位にチャップマン、以下、ウェイド・デービス(カブス)、マーク・メランソン(ジャイアンツ)、デリン・ベタンセス(ヤンキース)、エドウィン・ディアス(マリナーズ)という堂々たる顔ぶれに続き、登場するのが呉だ。

■「2016年で最もお買い得だった選手」「年俸を圧倒的に凌ぐ働き」

 オルニー記者は「2016年メジャーで、おそらく最もお買い得だった選手」とし、「年俸250万ドル(約2億9400万円)を圧倒的に凌ぐだけの働きをした」と高く評価している。昨季呉が記録した投球イニング数(79回2/3)を上回ったのは、メジャーでもわずか6人だけだそうで、奪三振数103に対して四球数は18という安定感を見せた。さらに「打者は彼のスライダーに手こずった」ため、メジャー屈指の奪空振り率(18パーセント)を記録したことを紹介。インディアンス守護神のコーディ・アレン(10位)よりも上位に位置づけた。

 韓国では歴代最高となる通算277セーブを記録、日本でも阪神で過ごした2季で合計80セーブという成績を残した呉。昨季はトレバー・ローゼンサルの不調により、シーズン途中でセットアッパーから守護神へ配置転換となったが、今季は開幕から守護神の座をつかむことができるのか。そして、速球とスライダーのコンビネーションでメジャーの並み居る強打者を斬るのか。注目が集まる。

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