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「最高の瞬間」に3000安打も…イチロー健在に「野球ファンは感謝すべき」


マーリンズのイチロー外野手は昨季、メジャー3000本安打を達成し、日米通算安打数ではピート・ローズの歴代最多安打記録(4256本)を抜き去るなど金字塔を打ち立てた。米ヤフースポーツでは、2016年シーズンの「最高の瞬間トップ10」を特集。背番号51の栄光の瞬間もランクインしている。

■2016年のハイライトにランクイン、「イチローの才能は輝きを放ち続ける」

 マーリンズのイチロー外野手は昨季、メジャー3000本安打を達成し、日米通算安打数ではピート・ローズの歴代最多安打記録(4256本)を抜き去るなど金字塔を打ち立てた。米ヤフースポーツでは、2016年シーズンの「最高の瞬間トップ10」を特集。背番号51の栄光の瞬間もランクインしている。

 米ヤフースポーツの2016年シーズンを振り返る企画では、メジャー16年目で安打製造機が達成した通算3000安打の瞬間が7位に入った。

「イチロー・スズキの才能は輝きを放ち続けている。全てのベースボールファンはこれに感謝すべきだ。2016年には3000安打を放ち、彼の偉大さというものを再認識させてくれた」

 寸評では、今季43歳でシーズン開幕を迎えるベテランの衰えを知らぬ活躍ぶりを絶賛。ファンに感謝の気持ちを呼びかけている。

 イチローは8月7日の敵地ロッキーズ戦で偉業を達成した。記事では、マーリンズがその前の週の本拠地での3000安打到達を希望していたが、16年シーズンに刻まれた永遠の瞬間はデンバーで起きたことを紹介。「6番・センター」で先発したイチローは、7回の第4打席でライトフェンス直撃の三塁打を放った。

■ローズとの“ヒットキング”議論も無意味? 「イチローの偉大さは何ものにも代えがたい」

「彼はついに達成した。マーリンズがデンバーでロッキーズと対戦していたときだ。だが、このこと(敵地での達成)は特別な瞬間をいささかも損なうことはなかった。人々はこれから長い間、真のヒットキングがピート・ローズなのか、イチローなのか議論することになるだろう。日本プロ野球とMLBでの合算数はローズご自慢のヒット数を超えている。それに対する答えは重要ではない。イチロー・スズキの偉大さは何ものにも代えがたいものだ。ヒットキングであろうが、無かろうが」

 特集では、イチローの偉大さをこう紹介。ローズと並び立つようなヒットキングの地位に上り詰めたと称賛している。

 なお、最高の瞬間トップ10は以下の通りとなっている。

1位 カブスのワールドシリーズ第7戦での劇的な優勝

2位 ブルージェイズのホセ・バティスタ外野手がレンジャーズのルーグネット・オドール内野手の顔面パンチでノックダウン

3位 マーリンズのホセ・フェルナンデス投手の事故死後の初試合メッツ戦で、ディー・ゴードン内野手が涙の先頭打者ホームラン

4位 ドジャースの名物アナウンサー、ヴィン・スカリー氏が89歳で退任

5位 メジャー最年長選手、メッツのバートロ・コロン投手がパドレス戦でキャリア初の本塁打

6位 ドジャースのクレイトン・カーショー投手がナ・リーグ地区シリーズのナショナルズ戦第5戦でクローザーに

7位 イチロー3000本達成

8位 レッドソックスのデビッド・オルティス内野手がヤンキース戦で6歳児のためにホームラン

9位 ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手の引退と新生ヤンキースの躍進劇

10位 インディアンスのトレバー・バウアー投手のドローン作成中の怪我による、マウンドでの大出血

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