巨人―中日２４ 　１回、本塁打を放ち、ナインに迎えられる巨人・重信＝東京ドーム【写真提供：共同通信社】ƒ€

　読売巨人の重信慎之介が16日の中日戦で、プロ2号本塁打を含む自身プロ初の4安打をマーク。Aクラス争いの直接対決でチームを大勝に導いた。

　4位・中日と1.5ゲーム差で迎えた東京ドーム決戦。初回に1点を先制されたが、直後の第1打席で、相手先発・吉見の外角スライダーを捉えて「いい角度で上がってくれた」とライトスタンドへ自身9月2日以来となるプロ2号弾。「ホームランをまた打ってしまいました。フェンスに当たるかと必死に走ったが、入ってしまった」と照れ笑いの重信。自身の一発で試合の主導権を手繰り寄せると、3回の第2打席ではレフトへ、7回の第4打席ではライトへヒットを放って猛打賞をマーク。さらに8回にはタイムリー3塁打を放って自身プロ初の4安打固め打ち。「必死で打ったので、とにかくうれしい」とお立ち台で笑顔を見せた。

　ドラフト2位入団から今季でプロ3年目。激しいレギュラー争いの中で後半戦からセンターとして出番を増やしながら成長の跡を見せてきた。この日の活躍に「また謙虚に打っていこうと思います」と重信。レギュラーシーズンは残り11試合。「一戦一戦大事になると思うので、毎日毎日必死で食らいついていきたいと思います」と活躍継続を誓った。