BASEBALL GATE

プロ野球

岡田が6回2失点で8勝目!広島東洋が逃げ切り勝ちで優勝マジック4!

 ヤクルト―広島22  マジックナンバーを4とし、緒方監督(左)とタッチを交わす8勝目を挙げた広島・岡田=神宮【写真提供:共同通信社】


 広島東洋の岡田明丈が今季8勝目をマークし、チームの優勝へのマジックを4とした。

 8月は5試合に先発して勝ち星は1勝のみ。最近3試合は6回まで投げきれず降板する試合が続いていた。岡田は「最初に点を取ってくれたので、すごく楽に投げることができた」と、初回に4得点した打線に感謝した。自らは三者凡退と最高の立ち上がりを見せ、「自分自身、あまりいいピッチングができていない中で先制点をもらって、その裏をしっかり抑えることができたのがよかった」と流れを作った。2回には村上にプロ初打席初本塁打となる2ランで2点を献上したが、その後は走者を許しながらも「しっかりゼロに抑えてベンチに帰ることを心がけた」と、リードを守った。

 「しっかり腕を振って、自分の自慢の真っ直ぐをバッターに思い切り投げていくことが持ち味」という岡田は「練習通りに投げることができた」と復調に手応えを感じていたようで、この日、一番よかったのは「ストレートです」とお立ち台で満面の笑みで答えた。

 今季はここまで8勝と2年連続の2ケタ到達には残り試合、負けられない状況だ。それでも、開幕から先発ローテを守り続けているのは大瀬良と2人だけで、チームへの貢献度は高い。この日も2位の東京ヤクルトからの勝ち星で、マジックは一気に2つ減った。「またこれから熱い戦いがあると思うので、応援をよろしくお願いします」と、球場の半分を真っ赤に染めたカープファン向けて叫んだ岡田。このまま1年間ローテを守り切れば、またひとつステップアップすることは間違いない。