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原が8回2安打無失点の快投劇!東京ヤクルトが3連勝で3位に4ゲーム差!

阪神―ヤクルト20  8回無失点で5勝目を挙げ、声援に応えるヤクルト・原=甲子園‰【写真提供:共同通信社】€


 東京ヤクルトの原樹理が14日の阪神戦で8回2安打無失点の快投。引き分けを挟んで連勝を3に伸ばして3位の読売巨人とのゲーム差を4に広げた。

 8月に3勝を挙げるも、前回9月7日の登板では7回1失点の好投も報われずに7敗目を喫した原が、この日は隙を一切見せない完璧なピッチングを展開した。立ち上がりからテンポ良くアウトを重ねて4回までパーフェクト投球。5回2死からナバーロに初ヒットを許したが、続く俊介を空振り三振に仕留めると、6回、7回も三者凡退。8回2死から代打・鳥谷に2安打目を許したが、8回を2安打無四球9奪三振の快投を演じた。

 敵地・甲子園のマウンドに「ピンチを作らないように心がけました」と原。「元々交代と言われていたし、天気もそうですし、球数も多かったので…」と最終回は守護神・石山に譲って完封こそ逃したが、「ヒットも2アウトからで、先頭バッターを抑えられたのが一番良かったと思います」と納得の内容で今季5勝目。打っても6回の第3打席でタイムリーを放って勝利に貢献。阪神戦は昨年5月以来、甲子園では16年5月以来の白星を手にした。

 これでチームも引き分けを挟んで3連勝。「チームもすごくいい流れできている。シーズンも残り少しなので、最後まで力を振り絞っていきたいと思います」と原。次回登板へ向けて「今日みたいにテンポ良く、リズム良く、野手のみなさんに助けられながらしっかりと投げたいと思います」と次回の快投も約束した。