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投打に大活躍!読売巨人・メルセデスが来日初完封&初安打初打点!

巨人―阪神19  2安打完封で4勝目を挙げ、捕手大城と抱き合って喜ぶ巨人・メルセデス=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 読売巨人のメルセデスが24日の阪神戦で9回を2安打無失点で来日初完封勝利。自ら初安打初打点もマークして今季4勝目を挙げた。

 育成契約から今年7月に支配下登録されたドミニカ共和国出身左腕。ここまで3勝を挙げていたが、最近2試合は6回5失点、8回途中5失点で連敗していた。だが、この日は初回からテンポの良いピッチングで2イニング連続三者凡退の立ち上がり。先制点をもらって以降も阪神打線に隙を見せずに5回まで2四球のみのノーヒットピッチング。6回にナバーロに初安打を許したが、続く植田のバントを好判断で2塁封殺。8回無死から俊介に内野安打を許したが、その後の代打攻勢もきっちりと封じ込めた。さらにバットでもひと仕事。4回2死から左中間へタイムリー2塁打を放ち、これが自身の来日初安打初打点となった。

 最終的に9回を被安打2、与四球2、7奪三振、113球で来日初完封勝利をマーク。お立ち台で「スーパーがたくさんつくほど、本当に嬉しく思います。本当にスーパースーパー嬉しいです」と喜ぶと、「今まで練習してきた甲斐があったと思っています。まだ続きますので、これからもたくさん練習してチームを助けるようなピッチングをしていきたいと思います」とファンの大声援に応えた。

 試合後、高橋由伸監督からも「もうね、きょうはヒットも打ったし、一人でとは言わないけど大活躍の一日だね。ずっとリズム良く投げてくれたかなと思うし、安定したピッチングをしてくれた」と手放しで称えられた24歳。初安打初打点のボールと完封勝利のボール、2つ記念のボールを手に入れ、「この2つのボールは僕自身にとって非常にスペシャルなものなので、しっかり管理したいと思っています」と笑顔を見せた。