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区切りの10勝目!福岡ソフトバンク・千賀が7回途中12奪三振!

ソフトバンク―西武16  森(右)からウイニングボールを受け取り笑顔のソフトバンク・千賀=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】ƒ€


 福岡ソフトバンクの千賀滉大が24日の埼玉西武戦で7回途中2失点、12奪三振の好投で今季10勝目を挙げた。

 ここまで9勝を挙げていた千賀が、首位チームのエース・菊池雄星と見事な投げ合いを展開した。「すごい勢いで福岡に帰ってきたので、勢いに乗れるようにと思って投げました」という千賀。前回は同じ西武打線につかまっただけに「何とか倒してやろう」という思いでマウンドに立ち続けた。6回2/3で降板はしたものの、強力な西武打線から12個の三振。三振数の増加で球数が増え、6回には100球を超えた。しかも、どこからでも一発が出る打線が相手では神経の使い方も違う。6回には明らかな抜け球も増えていた。それでも必死に2死を奪い、嘉弥真新也に後を託した。

 相手の菊池は8回完投したが、チームに勝ちをもたらしたことが一番の功績。立ち上がりから2者連続三振のスタートを見せたことも合わせ、工藤公康監督も「初回から気合が入っていた。今日は何とかするんだという思いが伝わってきた。本当によく投げてくれた」と賛辞を惜しまない。指揮官は千賀に対して「10勝目、おめでとうございます。でも、まだシーズンの途中なんだから1つでも多く勝ってほしい」と、さらなる白星の積み重ねを求めていた。