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強風に負けない圧巻のピッチング!オリックス・ディクソンが今季4勝目!

ロッテ―オリックス21  7回1失点で4勝目を挙げたオリックスのディクソン=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


 オリックスのディクソンが24日の東北楽天戦で先発し、7回1失点で今季4勝目を挙げた。

 今季は、開幕からなかなか勝ち星が付かず、苦しいピッチングが続いていたディクソン。7月にようやく1勝目を挙げると、本来のピッチングが戻り先発の役目をしっかりと果たしていた。

 この日は10メートル以上の強い風が吹く中でのマウンド。「風が強いことはわかっていたが、想像を超えていた」というディクソンは、初回、制球に苦しみ先頭打者を四球で歩かせてしまう。その後、送りバントと死球でいきなり1死1、2塁とピンチを迎えるも、4番・井上晴哉、5番・角中勝也を連続三振に仕留めてみせた。

 「今日はフライを打たれたら負けだと思ったので、なるべくゴロを打たせるピッチングをしようと思っていました」。その後は、安定感を取り戻し4回までノーヒットピッチング。しかし5回に死球でランナーを背負った後に初ヒットを許して1失点。それでも、最少失点に食い止め、7回まで1安打、8奪三振でマウンドを降りると、直後の8回表に味方打線が3点を奪って逆転に成功。ディクソンに4勝目が付いた。

 6月まで未勝利と不振が続いていたが、これで7月以降は8試合で4勝0敗と復調。ようやく本領発揮の助っ人右腕は、「こんな風の強い中、応援にかけつけてくれてありがとうございました」とファンに感謝の言葉を贈った。