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読売巨人が最終回に4点差を逆転!最後はマギーがサヨナラ打!

9回巨人1死一、三塁、左前にサヨナラ打を放ち、ガッツポーズして駆けだすマギー=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 読売巨人が4点ビハインドで迎えた9回に一挙5点を奪って劇的な逆転勝利。最後はマギーがサヨナラ打を放った。

 「自分の前を打つ野手がつないで同点まで持ってきたので、何とか自分で決めようと思っていました」とマギー。8回を終えて1対5、ヒット数も6対17と敗色濃厚だったが、土壇場の最終回、中日の3番手・岩瀬から先頭の阿部が死球を受けると、1死後に山本が四球で出塁し、代打・陽がタイムリー2塁打を放って1点。ここで中日は岩瀬からマルティネスに交代したが、代打・長野がショートへのタイムリー内野安打でさらに1点を加えて2点差にすると、さらに代打・大城もタイムリーで続いて1点差。そして田中俊もライト前へ運んで同点に追い付くと、1死1、3塁からマギーがマルティネスの初球を捉えてライト前へ弾き返し、劇的な逆転サヨナラ劇を完成させた。

 試合直後のお立ち台で「息切れしてすみません」とマギー。「巨人2年目で自分の記憶ではサヨナラ打は初めて。素晴らしい気持ちで、素晴らしい雰囲気でした」と誇らしげに東京ドームのスタンドを見上げた。日本球界復帰2年目の今季は開幕直後こそやや出遅れたたが、徐々にヒット数を増やして4月を打率.293で終えると、5月は打率.258も6月に打率.317と巻き返し、7月も打率.295と好調をキープ。8月に入っても存在感を示し続け、この日は劇的勝利を決める一打。その前の4打席で凡退していただけに「最後に仕事ができてよかったです」と安堵の笑みを浮かべていた。