- プロ野球
2018.08.19 23:27
ベテランのひと振りが逆転勝利を呼び込む!千葉ロッテ・根元が決勝打!
千葉ロッテの根元俊一が19日の東北楽天戦で貴重なタイムリーヒットを放ち、勝利に貢献した。
今年13年目を迎えたベテランは、昨オフに右肘関節鏡視下手術を受けるも順調な回復を見せ、開幕1軍のメンバーに名を連ねた。しかし、チームの若返り策もあり、代打での出場が主になっていた。その中でもなかなか結果が出ずに、5月11日に登録抹消。その後ファームで調整を行い、7月24日に再昇格を果たしていた。
ベンチスタートになったこの日、出番がやってきたのは8回表。1死1,3塁とチャンスの場面に代打で登場。2ボール1ストライクのバッティングカウントから外角高めのストレートを逆方向へ運び、今季初打点を記録した。さらに、9回表には3点差を追いついた1死1塁の場面で打席が回ってくる。ここで根元は、相手の守護神・ハーマンのストレートを見事に捉え、左中間を深々と破るタイムリー2ベースを放ち、ベース上でド派手なガッツポーツを見せた。
この一打が決め手となり、チームは8対7で見事な逆転勝利。今季最初のヒーローインタビューで根元は「みんながつないでつないで、たまたま順番が僕だったんですけど、そういうところで1本打てたということは、本当によかった」と笑顔。少ない出場機会を見事に活かした根元。シーズン終盤にはベテランの働きも重要になるだけに、今後も代打の切り札として存在感を示してくれるはずだ。