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プロ野球

東京ヤクルト・バレンティンが30号弾&100打点!「少なくとも40本は打ちたい」

阪神に勝利し、ファンの声援に応えるヤクルトのバレンティン=神宮【写真提供:共同通信社】


 東京ヤクルトのバレンティンが先制本塁打を含む2安打3打点の活躍でチームの勝利に貢献した。

 初回に今季30号となる先制の2ラン本塁打、1点差とされた直後の3回には相手を突き放すタイムリー2塁打でシーズン100打点に到達した。バレンティンは「狙っていたわけではないが、いい球が来るのを待って、いいスイングができた」と笑顔を見せた。

 今季で来日8年目を迎えるが、シーズン30本塁打以上を記録するのは7度目となる。「自分でもすごく誇りに思っている。チームメイトの助けがあったり、監督やコーチがいつも自分を使ってくれるので達成できた」と言うバレンティンは、自身2度目となる100打点到達についても「チームメイトがたくさん塁に出てくれる。特に山田、青木、坂口がチャンスを作ってくれるので達成できた」と周囲に感謝した。

 来日1年目から3年連続本塁打王に輝き、13年にはあの王貞治氏のNPB記録を塗り替えるシーズン60本塁打を記録した。その後もコンスタントに本塁打、打点を積み重ねたが、打撃3部門のタイトルは13年を最後に、一度も獲得していない。残り40試合弱、本塁打、打点でトップに立つバレンティンは、「少なくとも40本は打ちたい」と、13年以来2度目となる大台到達へ意欲を見せた。自身5年ぶりとなるタイトル獲得となれば、チーム3年ぶりとなるクライマックスシリーズ進出も大きく近づくことになるはずだ。