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5回2/3を無四球好投!福岡ソフトバンク・ミランダが来日初登板初勝利!

オリックス―ソフトB17  来日初登板勝利を挙げ、ウイニングボールを手に工藤監督(左)と笑顔のソフトバンクのミランダ=京セラドーム【写真提供:共同通信社】



 福岡ソフトバンクのミランダが18日のオリックス戦で来日初登板初先発。5回2/3を2失点に抑えて初勝利を挙げた。
 メジャーで44試合に登板し13勝9敗、防御率4.72という数字を残したミランダ。今年は、メジャーで1試合の登板のみだったが、マイナーリーグでは10試合で5勝負けなし、防御率3.97だった。7月上旬にマリナーズとの契約を解除された直後に、福岡ソフトバンク入りを発表。入団会見では「先発でも中継ぎでも、言われたところで投げたい」とフル回転を誓った。ウエスタン・リーグで2試合に登板し、12イニングで1失点と安定した投球を見せたことで、この日の先発のチャンスを掴んだ。

 この日は、ストレート、スライダー、チェンジアップ、フォークと持ち球を効果的に投げ込み、相手打線に的を絞らせず。4回に相手の4番・吉田正尚に一発を浴び2点を失い同点に追いつかれるが、すぐに立ち直り反撃を食い止めた。6回に味方打線が5点を奪い勝ち投手の権利を得ると、6回裏2死を取ったところで、リリーフ陣へバトンタッチ。その後は継投で逃げ切り、チームはミランダに来日初勝利をプレゼントした。

 初のヒーローインタビューでミランダは「今日が自分の野球人生の中でも大きな1日になりましたし、このようなピッチングができてとても満足しています」と笑み。先発、リリーフとケガ人が多く苦しい台所事情が続く福岡ソフトバンク。実績ある29歳の助っ人左腕が先発ローテに加われば、首位追撃へ新たな力になるはずだ。