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6本塁打で11得点!福岡ソフトバンク・松本裕樹が今季初白星!

日本ハム戦に先発し、今季初勝利を挙げたソフトバンク・松本裕=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクが12日の北海道日本ハム戦で11得点大勝。高卒4年目右腕の松本裕樹が6回途中3失点で今季初勝利を挙げた。

 初回の柳田悠岐の逆転2ランを皮切りに、3回には上林誠知のソロと中村晃の3ラン、4回には松田宣浩のソロ、5回にはデスパイネの2ランと松田の2打席連続となる2ランと、見事な本塁打攻勢。11得点すべてが本塁打による得点だった。その中でも工藤公康監督が「あれが非常に大きかった」と語るのが初回の柳田の一発だ。「逆方向の本塁打が出るというのは上向きということじゃないかな。いいきっかけになると思います」と、ここ最近打球が上がらなかった柳田の一発を喜んだ。

 この大量援護を受けた先発の松本裕樹は6回途中で降板したものの今季初勝利。工藤監督は「(最後は)ばてたかな。そういう時でも投げなきゃいけないことはあるので、調整の工夫とかは試合中にアドバイスしました」という。また柳田の逆転弾同様に「大きかった」としたのが松本の2回の投球だ。「逆転してすぐランナーを出しながらも何とか抑えた。あれが同点になっていたら(試合展開は)違っていたと思います」と、松本の粘りを称えた。

 3連戦の勝ち越しはおよそ1カ月ぶり。「もっともっと上に行くにも、今日のような試合ができれば勢いがつく」と、快勝にも指揮官は引き締まった表情で次のカードを見据えていた。