８回途中３失点で６勝目を挙げた阪神・小野＝横浜【写真提供:共同通信社】

阪神の小野泰己が11日の横浜DeNA戦で8回途中3失点の好投で今季6勝目を挙げた。

　前回登板から中5日でのマウンド。「無駄に何も考えず、梅野さんのミットを信じて、全力で投げることを心がけました」と小野。序盤3回を「しっかり自分のピッチングができていたんじゃないかなと思います。今日はしっかりと緩急を使えていた」と1四球のみの無安打で、カーブを有効に使いながら5三振を奪う立ち上がり。4回に2点を失ったが5回、6回と無失点で切り抜ける間に、味方打線が大量8得点を奪取。8回2死で救援を仰いだが、計110球で自身プロ入り後最長となる7回2/3を投げて8安打3失点で、自己最多タイとなる計9奪三振をマークした。

　自身2連勝での今季6勝目を挙げて「素直に嬉しいです」と笑顔を見せた小野。大卒1年目の昨季は2勝7敗と黒星が先行したが、2年目の今季はこれで6勝3敗。2ケタ勝利の可能性も見えてきた。絶賛成長中の右腕は、「次回もしっかり腕を振って、自分の球を信じて、味方が点を取ってくれるまで粘って、勝ちに繋がるピッチングができればと思います」と力強いコメントでファンの声援に応えていた。