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プロ野球

甲子園V腕が復活!埼玉西武・髙橋光成が今季初勝利!

今季初勝利を挙げ、声援に応える西武・高橋光=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


埼玉西武の髙橋光成が8日のオリックス戦で今季初登板初先発。4点を失うも6回101球と粘りのピッチングで初勝利を飾った。

 開幕前から右肩のコンディション不良が続いた。2軍で実戦復帰を果たしたのは5月31日。最初は、1イニングか2イニングの登板で感覚を取り戻していった。そして7月21日には5イニングを無失点に抑え、勝ち投手に。昇格前の7月31日の試合では2点は奪われたが6回を投げきり、回復をアピールした。

 そして迎えた今季の1軍初登板。先発のマウンドに上った髙橋光。1回表に味方が4点を奪い楽な展開と思えたが、初球でいきなりヒットを打たれる。動揺からか次の打者にストレートの四球を与えてピンチを作り2点を奪われてしまう。2回、3回には立ち直りの気配が見えたものの、4回に2つの四死球でピンチを招き、その後タイムリーを浴び同点に追いつかれてしまった。しかし6回に味方が1点を加え勝ち投手の権利が転がり込むと、その裏もランナーを背負いながらも粘りの投球で、得点は与えず。その後味方が点を加え、最後は1点差に詰め寄られるもリリーフ陣が踏ん張り、髙橋光に白星をプレゼントした。

 ヒーローインタビューで髙橋光は、「野手のみなさんに打っていただいたので、ありがたいです」と打撃陣に感謝の言葉を残した。その一方で、「ムダなフォアボールだったり、デッドボールだったりがあったので、次に向けてまた調整していきたい」と反省も口にした。高校2年時の2013年夏の甲子園を制した次期エース候補は「何も前半戦はできていなかったので、1試合でも多くチームに貢献できるようにやっていきたい」と巻き返しを誓った。