- プロ野球
2018.08.05 23:44
プロ7年目で初完投初完封!読売巨人・今村が抜群の制球で今季3勝目!
読売巨人の今村信貴が5日の中日戦でプロ初完投初完封勝利を記録した。
打者33人に対して121球を投げ、被安打6、無四球で中日打線に3塁を踏ませない快投だった。「とにかく一人ひとり打者と向き合って、強気に攻めていこうと思った」という今村は、「ストライク先行でいこうと試合前から思っていたので、いい結果になってよかった」と無四球での完封劇を喜んだ。
序盤から投手戦の展開となったが、4回にマギーのソロ本塁打とマルティネスのタイムリー2塁打で2点の援護をもらった。「先制してもらったので、絶対抑えようと思った」という言葉通り、4回から8回まで与えた走者は安打の1人のみと完璧な投球を見せた。9回も簡単に2死を取ったが、ビシエド、平田に連打を許し、この試合初めてと言えるピンチを迎えた。それでも「ちょっとやばいと思ったが、なんとか抑えられてよかった」と、フォークボールでアルモンテをセンターフライに打ち取りゲームセットとなった。
プロ7年目の今村は、左の先発候補と期待されながら、昨季まで通算6勝となかなか結果を残せなかった。140キロ前半のストレートに、スライダー、フォークに100キロを切るカーブと、緩急を織り交ぜた投球が身上で、昨季は二軍でリーグ最多の9勝を記録。今季は6月から先発ローテ入りし、6試合目での快投となった。「まだまだチームに貢献できていないので、1試合1試合全力で頑張っていきたい」と意気込んだ今村。ヤングマンやメルセデスなど、外国人の新戦力ばかりが目立った先発陣で、生え抜きのサウスポーが存在感を見せた。