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今季初登板で5回1/3を2安打無失点!北海道日本ハム・堀がプロ初勝利!

オリックス戦に先発し、プロ初勝利を挙げた日本ハム・堀=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


 北海道日本ハムの堀瑞輝が28日のオリックス戦で今季初登板初先発し、相手打線を2安打無失点に抑える好投で、見事にプロ初勝利を挙げた。

 広島新庄高校時代、エースとして2度甲子園に出場し、2016年のドラフト1位で北海道日本ハムに入団した堀。ルーキーイヤーはイースタン・リーグで11試合に登板し防御率1.98と結果を残し、シーズン途中に1軍の切符を勝ち取ったが初勝利はならず。迎えた2年目の今季はキャンプから体力強化や投げ込み数を増やすなど、先発で結果を残すための努力を続けてきた。6月上旬に1軍昇格となったが、左太ももの肉離れで登板を回避。再度二軍で調整し、今季初登板のこの日を迎えた。

 大事な立ち上がり。初回を三者凡退で抑えると、2回以降も切れのあるストレートを軸にオリックス打線を封じ込んでいく。好投する堀に勝利をプレゼントすべく打線も1回、2回、4回に1点ずつを奪って援護。堀は、勝ち投手の権利がかかる5回に2死満塁と大ピンチを迎えるが、大城滉二をショートゴロに仕留めてみせた。結果、5回1/3を2安打無失点と先発として最低限の仕事をし、リリーフ陣へバトンタッチ。その後リリーフ陣が3点のリードを守り抜き、堀にプロ初勝利をプレゼントした。

 初のお立ち台に上がった堀は、「ここを抑えれば勝ちの権利はあるなっていうのは意識していたので、無失点で絶対切ってやろうと思って投げました」と、5回のピンチの場面を振り返った。 将来は“左のエース”としてチームを支えてほしいと、堀に対する期待は高い。初勝利で第一歩を踏み出した若き左腕の今後と成長が楽しみでならない。