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プロ野球

パワー全開&首位快走!広島東洋・バティスタが来日初満塁弾!

3回広島1死、バティスタが右越えに満塁本塁打を放つ=マツダ【写真提供:共同通信社】


 広島東洋のバティスタが27日の横浜DeNA戦で来日初となる満塁本塁打を放ってチームを勝利に導いた。

 1点リードの3回だった。1死満塁の場面でウィーランドの150キロのストレートを捉えてライトスタンドへの満塁アーチ。バティスタは「満塁ホームランは日本では初めて。カブス(のマイナー)に所属していた20歳ぐらいの時に、1本打ったことがあるぐらい」と、日本での初体験を喜んだ。2球で2ストライクと追い込まれた直後の一発となったが、「追い込まれたので、高いボールを狙った。高めが来る確率は低いとも思ったが、まずは高いボールを狙おうと決めた」と、ボール気味の高めのつり球を見事に打ち返した。逆方向への大きな一発に「150キロの球をスタンドまで運んだのだから力はあるよ」と、冗談半分でパワーを自画自賛した。

 今季はここまで50試合の出場と、定位置確保とまでは至っていないが、42安打のうち16本が本塁打と持ち味の長打力を遺憾なく発揮している。「前の意打席で自分のスイングができなかったから、状況は違うが自分の力強いスイングを心掛けた」と、研究熱心でコーチのアドバイスを素直に受け入れる柔軟性もある。酷暑が続き、選手にも疲労が隠せない時期となったが、お立ち台で「暑いところは好きです」とはにかんだドミニカンの存在は、強力打線の中で頼もしい存在となっている。