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持ち前の勝負強さを発揮!埼玉西武・森が今季2度目のサヨナラ打!

10回、サヨナラ二塁打を放ち、ナインとハイタッチする西武・森(左端)=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


埼玉西武の森友哉が26日のオリックス戦で延長戦に終止符を打つサヨナラタイムリーを放った。

 7月の打率が2割前半と、やや打撃の調子を落としている感があった森。しかし、対オリック戦の24日の試合で3安打を放つなど、打率.333と相性の良さを見せていた。この日はベンチスタートとなったが、「接戦になるだろうなとは思って、後半いつでも行けるように準備はしていました」と、万全の状態で出番を待っていた。そして試合は、森の予想通り、埼玉西武・菊池雄星、オリックス・アルバースがすばらしい投球を見せる投手戦に。9回を終え1対1と決着はつかず、連夜の延長戦へ突入した。

 そして森に出番が訪れたのは延長10回裏。1死2塁という絶好の場面で、代打で打席に入った。「次のバッターが秋山(翔吾)さんだったので、三振でも秋山さんが返してくれると、楽な気持ちで打席に立ちました」という森は、オリックスの守護神・増井浩俊が投じた5球目の低めのフォークをジャストミート。打球は右中間を深々とやぶるタイムリーツーベースとなり、チームに2夜連続のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 ヒーローインタビューで森は、「後半、勝ち越すことがなかなかできなくて、今回、勝ち越すことができたのでこの勢いに乗って、また試合をしたい」と、後半戦初の同一カード3連勝を喜んだ。お立ち台の最後に「優勝します」と高らかに宣言した森。今季、攻守にわたり大活躍をしている22歳の若獅子は、チームを10年ぶりの優勝へ導いてくれるはずだ。