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プロ野球

驚異の打率.517!阪神の“代打の神様”原口が今季15本目の代打安打!

広島に勝利し喜ぶ阪神・金本監督。右は片岡コーチ=甲子園【写真提供:共同通信社】


 阪神の原口文仁が25日の広島戦で貴重な代打タイムリーを放ち、“代打の神様”ぶりを見せ付けた。
 また打った。2点リードで迎えた6回裏、1死2塁の場面に代打で登場すると、広島嫁洋の2番手・アドゥワ誠の1ストライクからの2球目のストレートに素早く反応し、レフトへ弾き返すタイムリー。本拠地スタンドを興奮の渦に包み込んだ。

 「打ったのはストレート。しっかりタイミングを取って自分のスイングで打つことができました」と原口。これで今季の代打成績は29打数15安打で、驚異の打率.517。まさに“神様”と呼べる勝負強さを見せ付け、2008年に桧山進次郎が記録した球団の代打シーズン最多安打「23」に残り8本とした。

 帝京高校からドラフト6位で阪神に入団して9年目。育成選手時代を経て2016年にシーズン106試合出場で打率.299、11本塁打をマークしてブレイクしたが、昨季は打撃不振が長引いて出場73試合で打率.226、6本塁打と成績を落とした。だが今季は、試合展開をベンチから見守りながら1打席に対する集中力を高めて“代打の神様”と呼ばれる存在に。この日も勝利に導く一打を放ち、金本知憲監督も笑顔。疲労が溜まる夏場の戦いの中で首脳陣の期待に応え、球団記録更新へ向けて一撃必殺のフルスイングを続けて