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7月7本目!埼玉西武・山川が“エンジン全開”の2打席連続本塁打!

6回西武2死、山川が左越えに2打席連続となる本塁打を放つ=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武の山川穂高が22日の東北楽天戦で2打席連続本塁打を放ち、チームを連敗脱出&首位堅守に導いた。

 後半戦開始後1勝5敗と苦しむ埼玉西武。2位の北海道日本ハムがデーゲームで勝利したために負ければ首位陥落となったこの日も、4回表までに3点を奪われる苦しい展開となった。だが、ここで4番のバットが火を噴く。楽天の先発左腕・辛島航から2回の第1打席でヒットを放つと、4回の第2打席で5球連続カーブの後の外角高めのストレートを捉えて左中間スタンドへ放り込む反撃開始の25号ソロ。自ら「逆転できるように頑張ります」と気合を入れ直すと、続く6回の第3打席ではフルカウントからの6球目の外角カーブを捉えて左翼スタンドギリギリへ放り込んだ。

 2打席連続本塁打を「まぐれです」と笑い飛ばした山川だが、これで今季の本塁打数を26本として本塁打ランキング2位の柳田悠岐(23本)を突き放し、チームを逆転勝ちに導いて連敗ストップに貢献。試合後の山川も「勝てたことが大きい」と振り返った。

 4月まで打率.337、10本塁打と爆発して月間MVPにも輝いた山川。その後、5月に月間打率.221で3本塁打と低迷し、6月も月間打率.250、5本塁打と調子が上がり切らなかったが、7月は月間打率.353、7本塁打と気温の上昇とともに再びエンジン全開。充実の表情で汗を拭った頼れる主砲は、本拠地ファンの大声援に「熱中症に気を付けてください」と茶目っ気たっぷりに応えた。