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イチローの偉大な成績に改めて脚光 1番打者として現役1位の数字とは?


カブスのワールドシリーズ優勝に貢献し、シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となっていたデクスター・ファウラー外野手が、同地区の宿敵カージナルスに入団した。5年総額8250万ドル(約95億円)という大型契約を手にしたファウラーの移籍で、マーリンズのイチロー外野手のある偉大な成績に改めてスポットライトが当たっている。米テレビ局「CBSセントルイス」(電子版)が報じている。

■カージナルス加入のファウラーを抑えて現役1位の通算出塁率

 カブスのワールドシリーズ優勝に貢献し、シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となっていたデクスター・ファウラー外野手が、同地区の宿敵カージナルスに入団した。5年総額8250万ドル(約95億円)という大型契約を手にしたファウラーの移籍で、マーリンズのイチロー外野手のある偉大な成績に改めてスポットライトが当たっている。米テレビ局「CBSセントルイス」(電子版)が報じている。

 30歳のファウラーは今季、オールスターに選出される活躍を見せた。リードオフマンとして打率.276、出塁率.393、13本塁打、48打点、13盗塁という成績をマーク。インディアンスとのワールドシリーズ(WS)では史上初となる第7戦での先頭打者本塁打を放った。

 記事によると、カージナルスのジョン・モゼリアクGMは「2017年の編成で早い段階でダイナミックなセンターを獲得することをゴールとしていた。デクスター・ファウラーがセントルイス・カージナルスにタレントとリーダシップをもたらしてくれることを、我々は最大級の喜びとする」と話したという。

■今季は出塁率.427という高い数字をマーク

 そんな、ファウラーのメガディールで、マーリンズの背番号「51」の偉大な記録に光が当たっている。特集では「現役選手の中で、ファウラーは1番打者としてイチロー・スズキと並び出塁率(.367)で1位だ」と紹介している。ただ、実際にはファウラーは.3672のため、.3674のイチローが上回っている。最低500試合以上に出場しているリードオフマンとしてのキャリア通算出塁率は、来季メジャー17年目を迎える43歳のレジェンドが依然として現役トップというわけだ。

 イチローは昨季の出塁率は.354。ただ、リードオフマンのディー・ゴードン内野手が禁止薬物使用で80試合の出場停止処分を受けた際には、先発試合を増やして好調なバッティングを披露し、一番打者としては出塁率.427という高い数字を誇っていた。

 来季も4番目の外野手という立場になりそうなイチロー。ただ、リードオフマンとしての活躍も期待されるところだ。

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